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公開：2024-12-05

GoogleがGoogle DriveのWindows 11 Arm対応ベータ版をリリース、Snapdragonプロセッサー搭載デバイスでの利用が可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Google Driveのデスクトップ版がWindows 11 Arm対応に
• Snapdragonプロセッサー搭載デバイスでGoogle Drive利用可能
• Windows 11とMicrosoft WebView2が必須環境に

Google DriveのWindows 11 Arm対応ベータ版がリリース

Googleは2024年12月3日にGoogle Drive for desktopのWindows 11 Arm対応ベータ版をリリースした。このバージョンはARM64向けにネイティブコンパイルされており、Snapdragonプロセッサーを搭載したWindows 11デバイスでファイルの同期やオンラインストレージの利用が可能になった。^[1]

この新バージョンを利用するためにはWindows 11とMicrosoft WebView2が必要となり、Microsoft WebView2はWindows 11に標準で搭載されているが、削除されている場合は再インストールが必要になる。本ベータ版は開発段階のソフトウェアであり、バグが含まれている可能性があるため、重要なデータは別途バックアップを取ることが推奨されている。

ベータ版へのアクセスはArm対応Windows 11デバイスにGoogle Drive for desktopをインストールすることで可能だ。利用を中止する場合はアカウントの接続を解除し、アプリケーションをアンインストールすることで対応できる。

Google Driveベータ版の詳細情報

ARM64アーキテクチャについて

ARM64アーキテクチャとは、ARMプロセッサーの64ビット命令セットを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 低消費電力で高効率な処理が可能
• モバイルデバイスに最適化された設計思想
• x86アーキテクチャと比較して優れた電力効率

Google DriveのARM64対応により、Snapdragonプロセッサー搭載のWindows 11デバイスでネイティブな性能を発揮することが可能になった。このことは、バッテリー寿命の延長や処理性能の向上といったメリットをユーザーにもたらすことが期待できる。

Google DriveのWindows 11 Arm対応に関する考察

Google DriveのARM64対応は、Windows PCのエコシステムにおいて重要な一歩となる。特にモバイルPCユーザーにとって、バッテリー効率の向上とパフォーマンスの最適化は大きなメリットをもたらすことが予想されるだろう。

ただし、ベータ版であることから安定性や互換性の面で課題が残されている可能性がある。特にファイル同期の信頼性やネットワーク接続の安定性については、実運用環境での検証が必要になってくるだろう。

今後はARM64プラットフォームに最適化されたアプリケーションの増加が期待される。Google Driveのような主要クラウドストレージサービスの対応は、ARM64搭載Windows PCの普及を後押しする要因となり得るだろう。

参考サイト

1. ^ Google Workspace. 「 Google Workspace Updates: New beta that supports running Google Drive on Arm-compatible Windows PCs now available 」. https://workspaceupdates.googleblog.com/2024/12/beta-for-running-google-drive-on-arm-compatible-windows-pcs.html, (参照 24-12-05).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
3. Google. https://blog.google/intl/ja-jp/

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