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【CVE-2024-11661】Codezips Free Exam Hall Seating Management System 1.0に深刻な脆弱性、画像アップロード機能に制限なし

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Codezips Free Exam Hall Seating Management System 1.0の脆弱性
  • profile.phpファイルの画像アップロード機能に制限なし
  • CVSS 4.0スコアは5.3でミディアムレベルの深刻度

Codezips Free Exam Hall Seating Management System 1.0の脆弱性が判明

セキュリティ研究者は2024年11月25日、Codezips Free Exam Hall Seating Management System 1.0のprofile.phpファイルに存在する画像アップロード機能の脆弱性【CVE-2024-11661】を発見したと公表した。VulDBによって報告されたこの脆弱性は、Profile Image Handlerコンポーネントの画像アップロード機能に制限がないことに起因している。[1]

セキュリティ評価によると、この脆弱性はCVSS 4.0で5.3のスコアを記録しており、深刻度はミディアムレベルと判定された。攻撃者はリモートから攻撃を開始することが可能であり、攻撃に必要な特権レベルは低いものの、利用者の関与が必要とされている。

また、この脆弱性はCWE-434(Unrestricted Upload)とCWE-284(Improper Access Controls)に分類されており、不適切なアクセス制御とファイルアップロードの制限の欠如という2つの脆弱性クラスが確認された。研究者はこの脆弱性の発見後、直ちにGitHub上で報告を行っている。

Codezips Free Exam Hall Seating Management System 1.0の脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-11661
影響を受けるバージョン Version 1.0
脆弱性の種類 CWE-434(Unrestricted Upload)、CWE-284(Improper Access Controls)
CVSS 4.0スコア 5.3(ミディアム)
攻撃条件 リモートからの攻撃が可能、低い特権レベル、利用者の関与が必要
影響を受けるコンポーネント Profile Image Handler(profile.php)

Unrestricted Uploadについて

Unrestricted Uploadとは、システムにおいてファイルのアップロードに関する適切な制限や検証が実装されていない脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ファイルの種類やサイズに制限がない
  • 悪意のあるコードを含むファイルのアップロードが可能
  • アップロードされたファイルの実行権限が適切に制限されていない

Codezips Free Exam Hall Seating Management System 1.0で発見されたUnrestricted Upload脆弱性は、Profile Image Handlerコンポーネントの画像アップロード機能に存在している。この脆弱性により、攻撃者は制限のないファイルアップロードを通じてシステムに不正なコードを注入する可能性がある。システムの安全性を確保するためには、適切なファイル検証メカニズムの実装が不可欠だ。

Codezips Free Exam Hall Seating Management System 1.0の脆弱性に関する考察

今回発見された脆弱性は、教育機関で使用される試験会場座席管理システムに存在するという点で重要性が高い。システムの性質上、学生の個人情報や試験関連のデータが含まれている可能性があり、適切なセキュリティ対策の実装は不可欠である。特にProfile Image Handler機能は学生のプロフィール画像を扱うため、悪意のあるファイルのアップロードを防ぐための対策が急務だろう。

脆弱性対策として、アップロードされるファイルの種類を画像形式に限定することや、ファイルサイズの上限設定、アップロードされたファイルの実行権限の制限などが考えられる。また、アップロードされたファイルのウイルススキャンや、ファイル名の無作為化なども有効な対策となるだろう。システム管理者はこれらの対策を早急に実装し、セキュリティレベルの向上を図る必要がある。

長期的な対策としては、定期的なセキュリティ監査の実施や、開発者向けのセキュリティトレーニングの実施が重要となる。特に教育機関のシステムは、多数のユーザーが利用し、センシティブな情報を扱うため、継続的なセキュリティ強化が必要不可欠だ。システムのアップデートや脆弱性パッチの適用を迅速に行える体制を整えることが望まれる。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE-2024-11661 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-11661, (参照 24-12-06).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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