【CVE-2024-11676】CodeAstro Hospital Management System 1.0に複数のXSS脆弱性、医療情報漏洩のリスクが浮上
スポンサーリンク
記事の要約
- CodeAstro Hospital Management System 1.0にXSS脆弱性
- 管理者向け機器登録画面に複数のパラメータで発生
- CVE-2024-11676として登録され公開済み
スポンサーリンク
CodeAstro Hospital Management System 1.0の脆弱性が発見
医療機関向け管理システムCodeAstro Hospital Management System 1.0において重大な脆弱性が2024年11月26日に公開された。この脆弱性は管理者向けの検査機器登録画面である/backend/admin/his_admin_add_lab_equipment.phpに存在し、機器コードや機器名、ベンダー名、説明文などの複数のパラメータでクロスサイトスクリプティング攻撃が可能となっている。[1]
脆弱性はCVE-2024-11676として識別され、CWEによる脆弱性タイプはクロスサイトスクリプティング(CWE-79)とコードインジェクション(CWE-94)に分類されている。NVDによるCVSS評価では、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いとされており、権限は必要だが利用者の関与なく攻撃が可能とされている。
この脆弱性の攻撃コードは既に公開されており、リモートからの攻撃が可能な状態となっている。CVSSスコアはバージョン4.0で5.3(MEDIUM)、バージョン3.1で3.5(LOW)、バージョン3.0で3.5(LOW)、バージョン2.0で4.0と評価されており、早急な対応が推奨されている。
CodeAstro Hospital Management System 1.0の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-11676 |
脆弱性種別 | クロスサイトスクリプティング(CWE-79)、コードインジェクション(CWE-94) |
影響を受けるパラメータ | eqp_code、eqp_name、eqp_vendor、eqp_desc、eqp_dept、eqp_status、eqp_qty |
CVSSスコア(v4.0) | 5.3(MEDIUM) |
攻撃条件 | リモートからの攻撃が可能、権限は必要だが利用者の関与は不要 |
公開日 | 2024年11月26日 |
スポンサーリンク
クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことができる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにページに出力される
- 攻撃者はJavaScriptなどのクライアントサイドスクリプトを実行可能
- セッションハイジャックやフィッシング攻撃などに悪用される可能性がある
CodeAstro Hospital Management System 1.0の脆弱性は、検査機器情報の登録画面において複数のパラメータでXSS攻撃が可能な状態となっている。管理者権限を持つユーザーのセッション情報が窃取される可能性があり、医療機関の重要な情報が漏洩するリスクが存在する。
CodeAstro Hospital Management System 1.0の脆弱性に関する考察
医療機関向けシステムにおける脆弱性は、患者の個人情報や医療記録などの機密性の高いデータを扱うため、特に深刻な問題となる可能性がある。CodeAstro Hospital Management System 1.0の脆弱性は管理者向け画面に存在するため、攻撃者が管理者権限を奪取した場合、システム全体に対する影響が懸念されるだろう。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、開発段階でのセキュリティテストやコードレビューの強化が必要となる。特に医療機関向けシステムは、HIPAA(医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律)などの法規制への準拠も求められるため、より厳格なセキュリティ対策の実装が望まれるだろう。
また、この脆弱性の公開によって、医療システム全般におけるセキュリティ意識の向上が期待される。CodeAstro Hospital Management Systemの開発チームには、定期的なセキュリティアップデートの提供と脆弱性情報の適切な管理体制の構築が求められる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE-2024-11676 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-11676, (参照 24-12-06).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- au損害保険が経済産業省のDX認定事業者に認定、デジタル技術活用で顧客満足度向上へ
- 安永が法務OS「OLGA」を全社導入、法務業務の自動化とナレッジ蓄積体制を実現
- estieがFDUAに特別会員として加盟、不動産データ活用で金融業界の発展に貢献
- BSNアイネットとm-Labがメタバース生成AI環境を共同開発、効率的なコミュニケーション基盤の実現へ
- SBイノベンチャーが音声SNSアプリ「day」のウェイティングリストを公開、Z世代の新たなコミュニケーション手段として期待
- 水ingのSustainable Water Cloud®がASPIC認定を取得、水処理施設のDXによる業務効率化を推進
- パタンナーがデータ活用に関する調査結果を発表、現場とDX推進担当者でデータリテラシーの認識に大きな差
- JIRAN JAPANが子供向けスマホ管理アプリXKeeperをリリース、有害コンテンツブロックとスケジュール管理機能で安全性を強化
- 【CVE-2024-8816】PDF-XChange EditorのU3Dファイル解析に脆弱性、情報漏洩のリスクに対する注意喚起
- 【CVE-2024-8841】PDF-XChange Editor 10.3.0.386でバッファ範囲外読み取りの脆弱性、情報漏洩のリスクが浮上
スポンサーリンク