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公開：2024-12-16

ラクスがインドネシアSaaS企業CPSに出資、東南アジア市場でのERP事業拡大へ向け戦略的パートナーシップを構築

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ラクスがインドネシアSaaS企業CPSに出資を決定
• CPSのERP SaaS「Accurate」がインドネシアで成長
• 持分比率14.9%でバックオフィス効率化に貢献へ

ラクスのインドネシアSaaS企業CPS出資による事業展開

株式会社ラクスは、インドネシアのERP SaaS「Accurate」を提供するPT. Cipta Piranti Sejahtera社への出資を2024年12月13日に決定した。CPSはインドネシア国内有数のSaaS企業であり、主力サービスのERP SaaS「Accurate」が著しい成長を実現している。^[1]

インドネシアは世界第4位となる約2.7億人の人口を有し、平均年齢が30歳前後と活力のある市場として注目を集めている。2023年のクラウド市場規模は9億3,363万米ドルに達しており、一人当たりGDPも毎年約4%前後の成長を見せるなど、今後の経済成長が期待される有望な市場だ。

ラクスはITサービスの提供による日本国内での業務効率化の実績を活かし、CPSへの出資を通じてバックオフィスのクラウドサービスの企画・開発・提供のノウハウをインドネシア市場に展開する。インドネシア国内のユーザーの業務効率化にも貢献することで、事業拡大を目指している。

ラクスとCPSの企業概要まとめ

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ERPについて

ERPとは「Enterprise Resource Planning」の略称で、企業の持つ様々な経営資源を統合的に管理し、経営の効率化を図るための基幹系情報システムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 会計、人事、在庫などの業務データを一元管理
• 部門間のデータ連携によるリアルタイムな情報共有
• 業務プロセスの標準化と効率化を実現

インドネシア市場においては、CPSが提供するERP SaaS「Accurate」が著しい成長を遂げており、クラウドベースのERPシステムとして注目を集めている。バックオフィス業務のクラウド化を推進するラクスにとって、インドネシア市場での事業展開における重要なパートナーとなることが期待される。

ラクスのCPS出資に関する考察

ラクスによるCPSへの出資は、成長著しいインドネシア市場への足がかりとして戦略的な意義を持つものといえる。特にインドネシアの平均年齢の若さや経済成長率の高さを考慮すると、クラウドサービス市場の更なる拡大が見込まれ、ERPソリューションの需要も増加することが予想されるだろう。

一方で、インドネシア市場特有の商慣習や法規制への対応、現地企業との協力体制の構築など、様々な課題も存在している。バックオフィス業務のクラウド化において日本で培ったノウハウを活かしつつ、インドネシア市場に最適化したサービスの提供が求められるだろう。

今後は、ラクスとCPSの技術力や知見を組み合わせることで、より付加価値の高いサービスの開発が期待される。特にインドネシアの中小企業のDX推進において、両社の協力による新たなソリューションの創出が市場に大きなインパクトをもたらす可能性が高いだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ラクス、インドネシアSaaS企業CPSへ出資 | 株式会社ラクスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000017058.html, (参照 24-12-16).

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