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公開：2024-08-10

アクセルラボがalie+スマートホテルを提供開始、IoTで宿泊業界の課題解決へ

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• アクセルラボがalie+スマートホテルを提供開始
• 人手不足解消と宿泊体験向上をIoTで実現
• 導入しやすく、他システムとの連携が可能

アクセルラボのalie+スマートホテルサービス開始

株式会社アクセルラボは、宿泊業界向けIoTサービス「alie+スマートホテル」の提供を2024年8月9日に開始した。このサービスは、スマートホームで培ったIoT技術を活用し、宿泊業界が抱える人手不足の解消と宿泊体験の向上という2つの課題に取り組むものだ。コロナ禍からの回復期にある宿泊業界にとって、タイムリーなソリューションとなる可能性が高い。^[1]

alie+スマートホテルは、ルームコントロール機能やスマートスピーカーによるゲスト対応、スマートロックによる鍵運用の効率化など、多彩な機能を提供する。センサーを使った在室確認による客室清掃の効率化や、客室利用状況の可視化も可能だ。これらの機能により、宿泊施設の運営効率を高めつつ、ゲストの滞在体験を向上させることができる。

アクセルラボのalie+スマートホテルの特徴として、大規模工事不要で導入しやすい点が挙げられる。IoT技術を基盤としているため、従来の有線システムと比べて設置が容易だ。また、他システムとの連携が可能で、予約情報に基づいたルームキーの自動共有などが実現できる。コスト面でも1宿泊あたり500円程度と、宿泊単価への転嫁がしやすい設定となっている。

alie+スマートホテルの機能まとめ

IoTについて

IoTとは、Internet of Thingsの略称で、様々な「モノ」がインターネットに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組みのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 日常生活の様々なものをネットワークにつなげる
• リアルタイムデータの収集と分析が可能
• 遠隔操作や自動化による利便性の向上

IoTは、センサーやデバイスを通じてデータを収集し、そのデータをインターネットを介して送信・処理することで、新たな価値を生み出す技術だ。家電製品や自動車、産業機器など、様々な分野で活用されており、効率化やコスト削減、新サービスの創出などに貢献している。alie+スマートホテルも、このIoT技術を宿泊業界に応用したサービスの一例といえる。

alie+スマートホテルに関する考察

alie+スマートホテルの導入により、宿泊施設の運営効率が向上する一方で、プライバシーに関する懸念が生じる可能性がある。センサーによる在室確認や利用状況の可視化は、ゲストの行動を詳細に把握することにつながるため、データの取り扱いや保護に関する明確なガイドラインの策定が必要となるだろう。また、システムのセキュリティ対策も重要な課題となる。

今後、alie+スマートホテルには、AIを活用したパーソナライズされたサービス提案機能の追加が期待される。ゲストの過去の滞在履歴や好みを分析し、最適な室温設定や周辺観光情報の提供など、より細やかなホスピタリティを実現できる可能性がある。さらに、多言語対応の強化や、バリアフリー対応の拡充など、多様なニーズに対応できる機能の追加も望まれる。

alie+スマートホテルの普及により、宿泊業界全体のDX（デジタルトランスフォーメーション）が加速することが期待される。人手不足や業務効率化といった課題解決だけでなく、データ活用による新たなビジネスモデルの創出や、宿泊体験の質的向上につながる可能性がある。一方で、従来型のホスピタリティとの両立や、スタッフの役割の変化など、運用面での課題にも注目が集まるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「【新製品】宿泊業界の抱える“人手不足”と“宿泊体験向上”をIoTで解消アクセルラボ、alie+スマートホテルの提供を開始。 | 株式会社アクセルラボのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000125.000033770.html, (参照 24-08-10).

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