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公開：2025-01-08

レジル株式会社が東証グロース上場を果たし第二創業期へ、自治体連携と脱炭素化推進で事業基盤を強化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• レジル株式会社が東証グロース市場に上場し第二創業期へ
• 自治体連携と脱炭素化推進で事業基盤を強化
• 働きがい改革で従業員エンゲージメントが向上

レジル株式会社の東証グロース上場と事業展開

レジル株式会社は2024年に東京証券取引所グロース市場への上場を果たし、事業基盤の強化を実現した。マンション防災サービスの開始やVPP実現、公営住宅・賃貸REITへの事業領域拡大など新たな取り組みを展開し、自治体の脱炭素化支援も開始している。^[1]

横浜市との連携協定締結により集合住宅での再生可能エネルギー導入を推進し、北九州市での公営住宅一括受電・DER活用サービスの採択も実現した。三菱地所コミュニティとの業務提携では防災と脱炭素化を両立する新サービスを共同開発し、スターツプロシード投資法人へのマンション防災サービス導入も決定している。

社内改革においても「キャリアオーナーシップ経営 AWARD 2024」最優秀賞の受賞やGPTW Japanの「働きがいのある会社」認定を達成し、2年間の制度改革を通じて企業文化の進化を実現した。脱炭素ソリューション事業本部を新設し、自治体や企業の課題に応じたワンストップサービスの提供体制も整備している。

レジルの事業展開まとめ

VPPについて

VPPとは「Virtual Power Plant（バーチャルパワープラント）」の略称で、分散型の電力リソースを束ねて制御し、あたかも一つの発電所のように機能させるシステムのことである。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 複数の小規模発電設備や蓄電池を一元管理し効率的に運用
• 電力需給バランスの調整や再生可能エネルギーの有効活用が可能
• 災害時の電力供給安定化にも貢献

レジル株式会社はマンションに併設した複数の蓄電池によるVPPを実現し、分散型エネルギー事業の拡大を図っている。制御可能な電力量を増やすことで、より効率的な電力運用と脱炭素化への貢献を目指している。

レジルの事業展開に関する考察

レジルの東証グロース上場は、脱炭素化事業の拡大における重要なマイルストーンとなっている。マンション防災サービスやVPPの実現、公営住宅・賃貸REITへの展開など、複数の新規事業を同時に進めることで、事業ポートフォリオの多角化と収益基盤の強化を実現しているのだ。

自治体との連携強化は地域の脱炭素化推進において重要な役割を果たすが、各地域の特性や課題に応じたカスタマイズが必要となるだろう。マンションや公営住宅での実績を活かしつつ、地域ごとの最適なソリューション提供が今後の成長のカギを握っている。

従業員の働きがい向上と組織文化の改革は、持続的な事業成長の基盤となる重要な取り組みだ。社内制度の刷新により従業員エンゲージメントが向上し、新規事業の創出や既存事業の進化を支える組織力の強化につながっている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「【年頭所感2025】東京証券取引所グロース市場への上場を果たし、「第二創業期」として事業基盤を強化、着実な成長を実現 | レジル株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000076.000085002.html, (参照 25-01-08).

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