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【CVE-2024-13034】code-projects Chat System 1.0にXSS脆弱性が発見、リモートからの攻撃が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • code-projects Chat System 1.0にXSSの脆弱性が発見
  • update_user.phpで入力値の検証が不適切
  • リモートからの攻撃が可能で公開済み

code-projects Chat System 1.0のXSS脆弱性

code-projects社のChat System 1.0において、/admin/update_user.phpファイルに関連するクロスサイトスクリプティングの脆弱性が2024年12月30日に公開された。nameパラメータの不適切な処理によってクロスサイトスクリプティング攻撃が可能となり、リモートから攻撃を実行できる状態にある。[1]

この脆弱性は【CVE-2024-13034】として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはクロスサイトスクリプティング(CWE-79)とコードインジェクション(CWE-94)に分類されている。NVDの評価によると、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いとされている。

CVSSスコアは最新のバージョン4.0で5.3(MEDIUM)を記録しており、攻撃者は特権が必要なものの、ユーザーの操作を必要とせずに攻撃を実行できる可能性がある。この脆弱性は既に公開されており、悪用される可能性が指摘されている。

code-projects Chat System 1.0の脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-13034
影響を受けるバージョン Chat System 1.0
脆弱性の種類 クロスサイトスクリプティング、コードインジェクション
CVSSスコア 5.3(MEDIUM)
攻撃条件 リモートからの攻撃が可能、低い複雑さ
報告者 Havook(VulDBユーザー)

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる問題を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにページに出力される
  • 攻撃者は被害者のブラウザ上で任意のスクリプトを実行可能
  • セッション情報の窃取やフィッシング詐欺などに悪用される

code-projects Chat System 1.0で発見された脆弱性は、/admin/update_user.phpファイル内でnameパラメータの入力値の検証が不適切なことに起因している。この脆弱性は既に公開されており、攻撃条件の複雑さが低いことから、早急な対策が求められる状況だ。

code-projects Chat System 1.0の脆弱性に関する考察

code-projects Chat System 1.0の脆弱性が管理者向け機能に存在することは、システム全体のセキュリティに重大な影響を及ぼす可能性がある。特に管理者権限を持つユーザーの情報が標的となる可能性が高く、二次被害を引き起こす可能性も否定できないため、早急なアップデートの適用が望まれる。

今後の対策として、入力値のサニタイズ処理の強化やコンテンツセキュリティポリシーの適切な設定が求められる。また、定期的なセキュリティ監査やペネトレーションテストの実施によって、同様の脆弱性を事前に発見できる体制を整えることが重要だ。

長期的な視点では、セキュアコーディングガイドラインの整備や開発者向けのセキュリティトレーニングの実施が必要となる。特にユーザー入力を扱う機能については、入力値の検証とエスケープ処理を徹底することで、類似の脆弱性の発生を防ぐことが期待される。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE-2024-13034 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13034, (参照 25-01-11).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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