三菱電機とNTT東日本がIOWNのAPNを活用したインフラ点検の遠隔解析・遠隔閲覧実証に成功、データ処理の効率化を実現
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記事の要約
- 三菱電機とNTT東日本がIOWNのAPNを活用した実証実験に成功
- 3次元点群データの遠隔解析・遠隔閲覧を実現
- インフラ点検の効率化に向けた新たな取り組み
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三菱電機とNTT東日本によるIOWNを活用したインフラ点検の実証実験成功
三菱電機株式会社と東日本電信電話株式会社は、インフラ点検の効率化を目的とした実証実験を2024年10月7日から2025年1月17日にかけて実施し成功を収めた。IOWNにおけるオールフォトニクスネットワークを活用することで3次元点群データの遠隔解析および遠隔閲覧の有効性が確認されたのだ。[1]
三菱電機の三菱多次元施設・設備管理システムとAPN装置を接続することで、三菱インフラモニタリングシステムで取得した点群データの遠隔解析および遠隔閲覧が可能となった。APNの大容量、低遅延、ゆらぎゼロという特長を活かすことで、物理的な輸送が不要になり点検作業の効率化が実現される。
実証実験はNTTe-City Labo内のIOWN Labと、NTT東日本初台本社ビルの拠点間を1波長あたり100Gbpsの大容量通信で接続して実施された。遠隔からの伝送による点群データの解析・閲覧を検証した結果、ローカル環境と遜色ない速度と品質での処理が可能であることが確認できたのである。
点群データの遠隔解析・遠隔閲覧の実証実験詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
実施期間 | 2024年10月7日~2025年1月17日 |
実施企業 | 三菱電機株式会社、東日本電信電話株式会社 |
使用システム | MDMD、MMSD、APN装置 |
通信容量 | 1波長あたり100Gbps |
実証拠点 | NTTe-City Labo(調布市)、NTT東日本初台本社ビル(新宿区) |
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APNについて
APNとは、オールフォトニクスネットワークの略称で、通信ネットワークの全区間で光波長を専有する通信サービスのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 通信の大容量化を実現し、データ転送の効率を向上
- 低遅延での通信が可能で、リアルタイム処理に対応
- ゆらぎゼロの安定した通信を提供
APNはNTT東日本が2023年3月にIOWN1.0として提供を開始し、2024年12月には最大800Gbpsの通信が可能なAll-Photonics Connect powered by IOWNの提供を開始している。高性能な光通信技術により、従来のネットワークでは困難だった大容量データの遠隔処理を実現することが可能だ。
参考サイト
- ^ NTT東日本. 「IOWNを活用した3次元点群データの遠隔解析・遠隔閲覧の実証に成功 | お知らせ・報道発表 | 企業情報 | NTT東日本」. https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20250121_02.html, (参照 25-01-22).
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