全国の学校でデジタル端末活用が進展、保護者の8割以上が授業での活用を高評価

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

カンコー学生服は2024年12月に実施した調査レポート「カンコーホームルーム」Vol.228を2025年1月28日に公開した。小中高校生の子どもを持つ保護者2,400人を対象にした調査では、学校の授業でのデジタル端末利用状況について全体の82.0％が利用していると回答している。^[1]

デジタル端末を使用した授業に対する評価では、「とても良い」が全体の26.0％、「まあ良い」が58.6％となり、8割以上の保護者が肯定的な評価を示している。評価の理由として時代性や将来性、授業の理解度向上や学習効率の改善が挙げられており、教育環境の良好な変化が見られる。

一方で課題として視力低下への懸念や学習内容の定着に関する不安、SNSやYouTubeの利用、漫画を読むなどの目的外使用、故障トラブル、持ち運びの負担などが指摘されている。GIGAスクール構想の実現に向けて、さらなる活用と環境整備が期待されている。

GIGAスクール構想とは、2019年12月に文部科学省が打ち出した教育のICT化推進施策のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

GIGAは「Global and Innovation Gateway for All」の略称で、すべての子どもたちの可能性を引き出す教育環境の実現を目指している。デジタル端末やインターネットを活用した新しい教育スタイルが全国の学校に広がっており、学びの質の向上が期待されている。

デジタル端末の導入により、学校教育のICT化が着実に進展している状況は評価に値する。特に保護者からの高い支持は、デジタル教育の必要性と有効性が広く認識されていることを示しており、今後の教育環境の発展に向けた重要な指標となっている。

しかし視力低下や不適切な利用、学習効果の検証など、解決すべき課題も浮き彫りになっている。デジタル機器の利用ガイドラインの整備や、教員向けの研修プログラムの充実、保護者との連携強化などの取り組みが必要となるだろう。

今後はAIやVRなどの先端技術との融合により、より効果的な学習体験の提供が期待される。デジタル端末を活用した個別最適化学習の実現や、遠隔教育の更なる普及など、教育のデジタルトランスフォーメーションが加速することが予想される。

^ PR TIMES. 「小中高校生の子どもを持つ保護者2,400人に聞いた「学校教育でのデジタル端末の利用状況と評価」デジタル端末を使った授業について、8割以上の保護者が良い印象子どもの将来や学びの広がりへの効果を評価 | 菅公学生服株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000169.000085588.html, (参照 25-01-29).

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