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公開：2025-01-29

NTTドコモがd払いにオフライン決済機能を追加、ネットワーク未接続でも利用可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• NTTドコモがd払いにオフライン決済機能を追加
• ネットワーク未接続でもバーコード・QRコード決済が可能に
• 1月下旬から提供開始で事前設定は不要

NTTドコモがd払いのオフライン決済機能を発表

NTTドコモは2025年1月27日、スマートフォン決済サービス「d払い」において、ネットワークに接続していなくても支払いが可能となる新機能の追加を発表した。地下などの電波が届きにくい場所や混雑している場所、通信障害時においても決済用のバーコードやQRコードを表示することが可能になり、店舗側が読み取る方式のd払い加盟店で利用できるようになる。^[1]

新機能はネットワーク接続が不安定な場合に自動的に専用の支払い画面に切り替わり、事前の設定は不要となっている。支払い方法は「dカード」からの支払いや電話料金合算払い、d払い残高からの支払いに対応しており、利用可能な上限金額は通常時と同様の設定となっているため、利便性を損なうことなく利用できる。

利用条件としては、d払いのバージョンがAndroid7.01.0以降またはiOS7.1.0以降で、過去1週間以内にd払いを起動したユーザーが対象となる。また、利用上限回数は過去24時間で5回、過去30日間で10回までとなっており、決済完了通知や決済完了画面への切り替えは提供されないものの、dポイントの進呈やキャンペーン・クーポンの適用は通常通り可能だ。

d払いオフライン決済機能の詳細まとめ

オフライン決済について

オフライン決済とは、インターネットに接続していない状態でも決済処理を可能にする技術のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 通信環境に依存せず安定した決済が可能
• 地下や電波の届きにくい場所でも利用可能
• 通信障害時のバックアップとして機能

d払いのオフライン決済機能は、事前設定不要で自動的に専用の支払い画面に切り替わる仕組みを採用している。ネットワーク未接続時でもdポイントの進呈やキャンペーン適用が可能であり、通常時と変わらないサービス提供を実現している点が特徴的だ。

d払いのオフライン決済機能に関する考察

d払いのオフライン決済機能の導入により、地下施設や通信混雑時における決済の安定性が大幅に向上することが期待される。特に災害時や大規模イベント時など、通信インフラに負荷がかかる状況下でも決済手段を確保できることは、社会インフラとしての重要性を高める要因となるだろう。

今後の課題として、利用回数制限による利便性の低下や、決済完了通知が行われないことによる取引確認の遅延などが挙げられる。これらの課題に対しては、オフライン時のデータ同期機能の強化や、取引履歴の定期的なバックアップ機能の実装などが解決策として考えられるだろう。

期待される展開として、他の決済サービスへの波及効果が挙げられる。キャッシュレス決済の信頼性向上は、さらなる普及促進につながる可能性が高く、特に通信環境が不安定な地域での活用が期待される。オフライン決済の標準化が進めば、より多くのユーザーが安心して利用できる環境が整うことだろう。

参考サイト

1. ^ docomo. 「「d 払い」にネットワークに接続していなくても支払いが可能な機能を追加」. https://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/info/news_release/topics_250127_00.pdf, (参照 25-01-29).

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