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JR西日本が国内鉄道事業者初の第二種資金移動業者に登録、新決済サービスWesmo!で900万人規模のWESTERポイント連携へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

JR西日本が国内鉄道事業者初の第二種資金移動業者に登録、新決済サービスWesmo!で900万人規模のWESTERポイント連携へ

PR TIMES より


記事の要約

  • JR西日本が国内鉄道事業者初の第二種資金移動業者に登録
  • 2025年第1四半期に決済サービスWesmo!をリリース予定
  • 加盟店向けBLUEタグ決済と企業間送金機能を提供

JR西日本の新決済サービスWesmo!が加盟店募集を開始

西日本旅客鉄道株式会社は2025年1月16日に国内鉄道事業者として初めて第二種資金移動業者への登録を完了し、2025年度第1四半期中に新決済サービス「Wesmo!」のサービス開始を予定している。Wesmo!は「Moving is Value.」をブランドコンセプトとし、日常生活における買い物や移動を通じて経済活動を活性化させることを目指すものだ。[1]

加盟店にとってWesmo!は初期費用無料かつ業界最安レベルの決済手数料1.9%で導入でき、売上金の最短翌日受け取りが可能となる。BLUEタグを活用したスマートフォンのタッチ決済により、レジ前の混雑緩和にも貢献するほか、企業間送金機能も無料で提供されることになった。

個人ユーザー向けには銀行口座からのチャージや会員間送金に対応し、J-WESTカードやICOCAと連携したWESTERポイントの活用も可能だ。Wesmo!加盟店は900万人以上のWESTER会員による利用が見込め、年間約60億ポイントが発行されるWESTERポイントの対象店舗となる。

Wesmo!の機能まとめ

加盟店向け 個人ユーザー向け
主な機能 BLUEタグ決済、企業間送金 チャージ、会員間送金
料金 初期費用0円、決済手数料1.9% 送金手数料無料
特典 売上金翌日受取、鉄道優待割引券 WESTERポイント連携
Wesmo!の詳細はこちら

第二種資金移動業者について

第二種資金移動業者とは、資金決済に関する法律に基づく決済サービス提供事業者の区分の一つを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 100万円以下の送金取引を取り扱うことが可能
  • 金融庁による登録制度により監督される
  • 利用者資金の保全が義務付けられている

JR西日本は国内鉄道事業者として初めてこの資格を取得することで、独自の決済プラットフォームWesmo!を展開する基盤を整えた。移動と決済を組み合わせた新たなサービス提供により、利用者の利便性向上と経済活動の活性化を目指している。

Wesmo!に関する考察

JR西日本による第二種資金移動業者への参入は、鉄道事業者による金融サービスの提供という新たな領域を切り開く取り組みとして注目に値する。特にWESTERポイントとの連携により、実店舗とオンラインの双方で利用可能な包括的な決済エコシステムの構築が期待できるだろう。

今後の課題として、加盟店網の拡大とユーザー基盤の確立が挙げられる。特に既存の決済サービスとの差別化や、セキュリティ面での信頼性の確保が重要になってくるだろう。加盟店向けの低コストな導入条件と翌日入金という特徴は、中小事業者の取り込みに効果的だ。

将来的には、ICOCAへのチャージやデジタル給与受取など機能の拡張が予定されており、決済プラットフォームとしての発展が期待される。鉄道事業者ならではの移動データと決済データの連携により、新たな価値創造の可能性も広がっていくだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「~Moving is Value. 日本中に、たくさんのご贔屓を~ 国内鉄道事業者として初めて第二種資金移動業者の登録が完了し新しい決済サービスWesmo!の加盟店募集を開始します | 西日本旅客鉄道株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001329.000095753.html, (参照 25-01-22).
  2. 金融庁. https://www.fsa.go.jp/

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