セキュリティ

SECURITY

公開：2025-01-30

日立が匿名バンクとCanbus.を組み合わせたノーコードプラットフォームを販売開始、機密情報の安全な取り扱いと開発の利便性を両立

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 日立が機密情報を扱えるノーコードプラットフォームを発売
• システナとの協業で匿名バンクとCanbus.を組み合わせ
• データセキュリティと開発の利便性を両立

日立が独自のセキュリティ技術を活用したノーコードプラットフォームを提供

日立製作所は秘匿情報管理サービス「匿名バンク」を活用した機密情報をセキュアに扱えるノーコードプラットフォームサービスを2025年1月29日から販売開始すると発表した。システナ社のノーコード開発プラットフォーム「Canbus.」と組み合わせることで、個人情報などの機密情報を安全に管理しながら容易にアプリケーション開発が可能になる。^[1]

このプラットフォームは日立独自のデータセキュリティ技術である秘匿化技術と仮名化技術により、クラウド上で機密情報を安全に扱うことができる特徴がある。情報を暗号化したまま検索・照合が可能な検索可能暗号化技術を採用しており、データセンターの管理者でも復号できない高度なセキュリティを実現している。

また本サービスは、ITの専門知識を持たない現場担当者でもアプリケーションのカスタマイズが容易に可能となっている。個人情報を含む顧客・住民情報管理や健康・医療情報管理、SBOMなどの開発情報管理、案件管理など、より多くの業務に適したアプリケーションを柔軟に開発できるようになった。

匿名バンクの主な機能まとめ

匿名バンクの詳細はこちら

SBOMについて

SBOMとは「Software Bill of Materials」の略称で、ソフトウェア部品表を指す用語である。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• ソフトウェアの構成要素を一覧化して管理
• セキュリティリスクの特定と対策に活用
• ソフトウェアのサプライチェーン管理に重要

SBOMはソフトウェアの依存関係や使用されているコンポーネントを明確にすることで、セキュリティ管理を効率化する重要なツールとなっている。日立の匿名バンクを活用することで、このような開発情報も安全に管理しながらノーコードでアプリケーション開発が可能になった。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「日立独自のデータセキュリティ技術を活用した「匿名バンク」で機密情報をセキュアに扱えるノーコードプラットフォームサービスを販売開始 | 株式会社 日立製作所のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000430.000067590.html, (参照 25-01-30).

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