セキュリティ

SECURITY

公開：2025-02-08

ポケットサイン株式会社がairCloset Mallの本人確認にPocketSign Verifyを導入、マイナンバーカードによる認証で利便性と安全性が向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• PocketSign VerifyがairCloset Mallの本人確認手段として採用
• マイナンバーカードを活用した公的個人認証サービスを導入
• 高額商品のレンタルサービスの安全性と利便性が向上

airCloset MallがPocketSign Verifyによる本人確認を導入

ポケットサイン株式会社は、メーカー公認の月額制レンタルモール「airCloset Mall」の本人確認手段として、マイナンバーカードの公的個人認証サービスを活用したAPIサービス「PocketSign Verify」を2025年2月7日より導入することを発表した。利用者はスマートフォンにマイナンバーカードをかざすだけで本人確認が完了し、レンタルサービスの利用が可能になるのだ。^[1]

airCloset Mallは美容家電やトレーニング器具など多種多様な商品をレンタルできるサービスとして、メーカーが商品価値を理解してもらうためのマーケティングツールとして活用している。従来のeKYCによる本人確認から公的個人認証へ移行することで、身分証明書の画像送信が不要になり、利用者の利便性が大幅に向上することになった。

この公的個人認証サービスの導入により、マイナンバーカードのICチップに格納されたデータの偽造が技術的に不可能となり、不正な会員登録を防止することが可能になった。エアクロモールに商品を供給するメーカーは、高額商品を安心して提供できるようになり、レンタルサービスの信頼性が向上している。

PocketSign Verifyの機能まとめ

公的個人認証サービスについて

公的個人認証サービス（JPKI）とは、マイナンバーカードのICチップに搭載された電子証明書を利用して、オンラインでの本人確認や文書の改ざん防止を実現する仕組みのことである。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 高度なセキュリティによる個人情報の保護
• 電子証明書による確実な本人確認
• オンラインでの迅速な認証処理

公的個人認証サービスの提供には、公的個人認証法に基づく主務大臣の認定が必要となっている。ポケットサイン株式会社は2023年3月に民間事業者として16社目となるプラットフォーム事業者認定を取得しており、様々な事業者向けに本人確認サービスを展開している。

PocketSign Verifyの本人確認システムに関する考察

PocketSign Verifyの導入により、高額商品のレンタルサービスにおける本人確認プロセスが大幅に簡素化され、利用者の利便性が向上することが期待できる。従来のeKYCによる本人確認と比較して、マイナンバーカードを活用した公的個人認証は高度なセキュリティを確保しつつ、スムーズな認証プロセスを実現することが可能だ。

今後の課題として、マイナンバーカードの普及率向上とスマートフォンアプリの利用促進が挙げられる。公的個人認証サービスの利便性を最大限に活かすためには、より多くの利用者がマイナンバーカードを取得し、認証アプリを活用する必要があるだろう。

将来的には、レンタルサービス以外の分野でも公的個人認証サービスの活用が広がることが予想される。オンラインでの本人確認が必要なあらゆるサービスにおいて、PocketSign Verifyのような認証システムが標準的な選択肢となる可能性が高いだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「メーカー公認の試して買うレンタルモール「airCloset Mall(エアクロモール)」の本人確認にPocketSign Verify導入 | ポケットサイン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000110743.html, (参照 25-02-08).

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