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オムロンが太陽光発電とEVを連携させる新型マルチV2Xシステムを発売、効率的な電力活用を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • オムロンが新型マルチV2Xシステムを4月に発売
  • 太陽光発電とEVを効率的に連携するシステムを実現
  • 単機能型とハイブリッド型の2種類をラインナップ

オムロンがマルチV2Xシステム「KPEP-A-2シリーズ」の発売を発表

オムロン ソーシアルソリューションズは、住宅向けに太陽光発電と電気自動車を連携させて効率的な電力活用を実現するマルチV2Xシステム「KPEP-A-2シリーズ」を2025年4月より発売することを発表した。本製品は従来の単機能型V2Xシステムに加え、太陽光発電とV2Xを1つのシステムとして動作させるハイブリッドV2Xシステムを新たにラインナップに加えている。[1]

新製品は既存の太陽光発電システムにも後付け設置が可能で、単機能型V2Xシステムとして併設した後、パワーコンディショナの交換によってハイブリッドV2Xシステムへのアップグレードにも対応している。重塩害環境や積雪地域などの厳しい設置環境にも対応可能なIP66対応製品も取り揃えられた。

ハイブリッドV2Xシステムでは、太陽光で発電した直流電気を電気自動車へ直接充電することが可能となり、電力変換時のロスを最小限に抑えることができる。さらにJクレジット還元サービス「みんなでつくるエコ活サークル」への加入により、発電した電力の自家消費やEV走行に応じたポイント還元も受けられるようになった。

KPEP-A-2シリーズの主な仕様まとめ

マルチV2Xパワーコンディショナ EVユニット V2X用PVユニット
型式 KPEP-A-2/KPEP-A-2S KP-DDV-2 KP-DDP66-3/KP-DDP66-3S
特徴 一般/重塩害対応タイプ 一般/重塩害対応両用 一般/重塩害対応タイプ
設置環境 IP66対応 IP66対応 IP66対応

V2Xについて

V2Xとは「Vehicle to X」の略称で、電気自動車と様々な対象物との接続や相互連携を実現する技術の総称である。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 電気自動車を大容量蓄電池として活用可能
  • 住宅(V2H)や施設(V2B)への給電に対応
  • 再生可能エネルギーの効率的な活用を実現

V2Xシステムは太陽光発電システムと組み合わせることで、昼間に発電した電力を電気自動車に貯めて使用することが可能になる。また電気自動車は動く蓄電池として災害発生時の非常用電源としても活用でき、事業継続計画(BCP)への貢献も期待できるのだ。

参考サイト

  1. ^ OMRON. 「マルチV2Xシステム「KPEP-A‐2シリーズ」の発売について」. https://www.omron.com/jp/ja/news/2025/02/c0205.html, (参照 25-02-08).

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