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公開：2025-02-11

カサナレがJFIA 2025スタートアップ賞を受賞、三菱UFJ信託銀行の問い合わせ対応を生成AIで自動化し業務効率50%向上を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• カサナレがJFIA 2025スタートアップカテゴリを受賞
• 三菱UFJ信託銀行の問い合わせ対応を自動化
• 担当部署の業務時間を50%削減する効果を実現

カサナレがJFIA 2025で金融イノベーション賞を受賞、問い合わせ対応の自動化で業務効率化を実現

カサナレ株式会社は、金融分野における先進的な取り組みを表彰するJapan Financial Innovation Award 2025において、スタートアップカテゴリの受賞企業として選出された。三菱UFJ信託銀行との共同検証により、システム仕様書や業務マニュアルを生成AIに読み込ませることで問い合わせ対応を自動化し、担当部署の対応時間を50%削減することに成功したのだ。^[1]

カサナレは三菱UFJ信託銀行専用のRAGアルゴリズムを開発し、専門的な金融知識や業務知識が求められる問い合わせに対して90%以上の正答率を達成することに成功した。この取り組みは2024年4月から正式な業務利用が開始され、年間数十万時間以上の効率化が見込まれている。

JFIA 2025では、金融業界での情報通信技術を活用した革新的な取り組みが評価され、2024年中にプレスリリースされた約300件の金融関連イノベーション案件から選出された。表彰式は2025年3月3日にOCA TOKYOで開催され、オンラインでの視聴も可能となっている。

JFIA 2025受賞案件の詳細まとめ

JFIA 2025の詳細はこちら

RAGアルゴリズムについて

RAGアルゴリズムとは、Retrieval-Augmented Generationの略称で、外部知識を活用して生成AIの応答を強化する技術のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 既存の文書やデータベースから関連情報を検索して回答を生成
• 企業固有の専門知識を効率的に活用可能
• 高い精度での情報提供と回答生成を実現

三菱UFJ信託銀行での導入事例では、システムの仕様書や業務マニュアルをRAGアルゴリズムで処理することで、専門的な金融知識が必要な問い合わせにも正確に対応できることが実証された。この技術により、問い合わせ対応業務の大幅な効率化と品質向上が実現できることが明らかになっている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「エンタープライズ生成AIソフトウェアを提供するカサナレ、金融イノベーションの取り組みを表彰する「JFIA 2025」においてスタートアップカテゴリを受賞 | カサナレ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000079.000114769.html, (参照 25-02-11).

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