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STマイクロエレクトロニクスがSTM32C0マイコンの新製品を発表、最大256KBのFlashメモリとCAN FD対応で産業用途に対応

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

STマイクロエレクトロニクスがSTM32C0マイコンの新製品を発表、最大256KBのFlashメモリとCAN FD対応で産業用途に対応

PR TIMES より


記事の要約

  • STM32C0マイコンの新製品3種を発表
  • 最大256KBのFlashメモリとCAN FD対応を追加
  • 開発効率向上と部品コスト削減を実現

STマイクロエレクトロニクスがSTM32C0マイコンの新製品を発表

STマイクロエレクトロニクスは2025年2月26日、STM32C0マイクロコントローラの新製品3種を市場に投入した。最大容量256KBのFlashメモリを搭載したSTM32C091とSTM32C092、最大64KBのFlashメモリを搭載したSTM32C051が新たにラインナップに加わり、従来製品と比較して大容量ストレージと拡張インタフェースの組み合わせが実現している。[1]

STM32C092には産業用通信に不可欠なCAN FDインタフェースが標準搭載され、ネットワーク機器のハードウェア設計の簡略化と部品コストの削減を実現している。パッケージサイズは48ピンから64ピンまで展開され、様々な用途に対応可能な柔軟性を備えている。

STM32C0シリーズは、水晶発振子不要のUSBフルスピードデバイスやUSARTなどの標準インタフェースに加え、タイマやADコンバータも搭載している。単一電源入力と内蔵クロックの採用により、外付け部品の削減とコスト効率の向上を両立させている。

STM32C0マイコンの新製品まとめ

STM32C051 STM32C091 STM32C092
Flashメモリ容量 最大64KB 最大256KB 最大256KB
最大パッケージピン数 48ピン 64ピン 64ピン
CAN FD対応 非対応 非対応 対応
価格(1万個購入時) 約0.426ドル 約0.682ドル 約0.733ドル

CAN FDについて

CAN FDとは、Controller Area Network Flexible Data-rateの略称で、従来のCANプロトコルを拡張した高速通信規格のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 従来のCANと比較して高速なデータ転送が可能
  • 1フレームあたりのデータ容量が増加
  • 産業用機器での採用が進む標準規格

STM32C092に搭載されたCAN FDインタフェースは、産業用通信やネットワーク機器の設計において重要な役割を果たしている。このインタフェースの統合により、外付け部品の削減とハードウェア設計の簡略化が実現され、製品開発における設計効率の向上とコスト削減に貢献している。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「STマイクロエレクトロニクス、組込み開発への参入を簡単にする新しいSTM32C0マイコンを発表 | STマイクロエレクトロニクスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001435.000001337.html, (参照 25-02-28).

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