【CVE-2025-1340】TOTOLINK X18にクリティカルな脆弱性、リモート攻撃の危険性が継続中
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記事の要約
- TOTOLINK X18に致命的な脆弱性が発見
- setPasswordCfg機能にスタックベースのバッファオーバーフロー
- パッチ未提供でリモートから攻撃可能な状態が継続
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TOTOLINK X18のセキュリティ脆弱性
TOTOLINK X18 9.1.0cu.2024_B20220329に致命的な脆弱性が2025年2月16日に公開された。この脆弱性は/cgi-bin/cstecgi.cgiファイルのsetPasswordCfg機能に存在するスタックベースのバッファオーバーフローに関連するもので、攻撃者がリモートから不正なアクセスを実行できる可能性がある。[1]
この脆弱性はすでに公開されており、攻撃に利用される可能性が高い状態となっている。CVSSスコアは最新のバージョン4.0で8.7を記録しており、高いリスクレベルに分類されるものだ。ベンダーには早期に連絡が行われたが、現時点で対応は行われていない状況が続いている。
脆弱性の報告はVulDBユーザーのSteven_Dra3wによって行われ、分析も同様に実施された。CWEによる分類ではスタックベースのバッファオーバーフロー(CWE-121)とメモリ破壊(CWE-119)の2つのカテゴリに該当しており、深刻な影響を及ぼす可能性がある状態が継続している。
TOTOLINK X18の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
製品バージョン | 9.1.0cu.2024_B20220329 |
影響を受ける機能 | /cgi-bin/cstecgi.cgiのsetPasswordCfg |
脆弱性の種類 | スタックベースのバッファオーバーフロー |
CVSSスコア | 8.7(HIGH) |
CWE分類 | CWE-121、CWE-119 |
現在の状態 | パッチ未提供 |
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バッファオーバーフローについて
バッファオーバーフローとは、プログラムが確保したメモリ領域(バッファ)の境界を超えてデータを書き込んでしまう脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- プログラムのクラッシュや予期せぬ動作を引き起こす可能性
- 攻撃者による任意のコード実行につながる危険性
- メモリ管理の不備により発生する代表的な脆弱性
TOTOLINK X18で発見された脆弱性は、スタック領域でのバッファオーバーフローであり、攻撃者がリモートから攻撃可能な状態となっている。この種の脆弱性は適切なバッファサイズの検証やセキュアなコーディング手法の採用によって防ぐことが可能だが、一度発見されると早急な対応が必要となる重大な問題である。
TOTOLINK X18の脆弱性に関する考察
TOTOLINKのセキュリティ対応の遅れは、ユーザーのデータとプライバシーに重大な影響を及ぼす可能性がある深刻な問題だ。特にリモートからの攻撃が可能な状態で脆弱性が公開されているという状況は、攻撃者に格好の標的を提供してしまう結果となっており、早急な対応が求められる状況である。
今後、製品のセキュリティ管理体制の見直しと、脆弱性報告に対する迅速な対応プロセスの確立が不可欠となるだろう。特に重要なのは、セキュリティアップデートの提供体制を整備し、ユーザーへの適切な情報提供と対策手順の明確化を行うことだ。
長期的には、開発段階からのセキュリティバイデザインの採用と、定期的なセキュリティ監査の実施が望まれる。また、サードパーティによるセキュリティ評価の導入や、脆弱性報告プログラムの確立など、より包括的なセキュリティ対策の実施が期待される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1340, (参照 25-03-11).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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