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J.D.パワー ジャパンが2025年インターネット回線満足度調査を発表、固定回線の優位性が更に拡大

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • J.D.パワー ジャパンがインターネット回線の満足度調査を発表
  • 固定回線の総合満足度が584ポイント、ホームルーターが545ポイント
  • 固定回線はauひかりなど、ホームルーターはドコモ home 5Gが1位

2025年インターネット回線サービス満足度調査の結果が公開

株式会社J.D.パワー ジャパンは2025年のインターネット回線サービスの満足度調査結果を2月27日に発表した。調査は固定インターネット回線サービスとホームルーターサービスを対象に実施され、前者は1万6196人、後者は3000人からの回答を基に分析が行われている。[1]

固定インターネット回線サービスの総合満足度は584ポイントで前年比4ポイント増となり、ホームルーターサービスは545ポイントで前年比7ポイント減となった。両サービス間の満足度の差は前年の28ポイントから39ポイントに拡大し、固定回線の優位性が一層際立つ結果となっている。

通信品質の満足度スコアでは、固定インターネット回線が622ポイントで前年から10ポイント向上したのに対し、ホームルーターは564ポイントで前年から2ポイント低下している。固定回線では21ブランド中10ブランドで通信品質スコアが10ポイント以上向上しており、設備強化や高速度帯プランの普及が評価されたものと考えられる。

2025年インターネット回線サービス満足度調査の結果まとめ

固定インターネット回線 ホームルーター
総合満足度 584ポイント 545ポイント
前年比 +4ポイント -7ポイント
通信品質満足度 622ポイント 564ポイント
主な第1位企業 auひかり、NURO光、コミュファ光など ドコモ home 5G

通信品質について

通信品質とは、インターネット接続における安定性や速度、遅延などの性能を総合的に評価する指標のことである。主な評価項目として以下の要素が含まれる。

  • 接続の安定性と通信速度の一貫性
  • 時間帯による速度変動の有無
  • 突発的な接続切断の頻度

固定インターネット回線では、通信事業者による設備強化や10Gbpsといった高速度帯プランの利用増加により、通信品質の向上が見られている。一方でホームルーターサービスでは、時間帯による速度低下や接続の不安定さが依然として課題となっており、最新機種への移行推進が品質向上の鍵を握っている。

インターネット回線サービス満足度調査に関する考察

固定インターネット回線サービスの満足度が向上している背景には、通信事業者各社による積極的な設備投資と高速プランの展開が大きく影響している。特に通信品質の向上は、在宅勤務やオンライン教育の普及により高まるユーザーニーズに応えるものとなっており、今後も需要の増加が見込まれるだろう。

一方でホームルーターサービスの満足度低下は、サポート体制の課題を浮き彫りにしている。コールセンターの対応遅延や技術的な問い合わせの増加は、サービス品質の向上と並行してサポート体制の強化が必要不可欠であることを示唆している。

最新機種の普及による通信品質の改善は期待できるものの、購入支援割引や買い替え促進策の展開が不可欠である。ホームルーターサービスの競争力向上には、通信品質の改善とサポート体制の強化を両輪とした総合的な取り組みが求められるだろう。

参考サイト

  1. ^ J.D. Power. 「2025年固定インターネット回線サービス顧客満足度調査/2025年ホームルーターサービス顧客満足度調査 | J.D. Power」. https://japan.jdpower.com/ja/press-releases/2025_Japan_Wireline_Homerouter_Internet_Service_Satisfaction_Study, (参照 25-03-11).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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