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【CVE-2025-2133】ftcms 2.1にクロスサイトスクリプティングの脆弱性、管理画面のニュース編集機能に深刻な影響

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • ftcms 2.1にクロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見
  • admin/index.php/news/editファイルのtitle引数に影響
  • 公開済みの脆弱性情報をベンダーが未対応

ftcms 2.1のクロスサイトスクリプティング脆弱性

2025年3月9日、ftcms 2.1のadmin/index.php/news/editファイルにおいて、title引数の操作によるクロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見された。この脆弱性は【CVE-2025-2133】として識別されており、リモートから攻撃可能であることが判明している。[1]

この脆弱性の深刻度はCVSS 4.0で4.8(MEDIUM)と評価されており、攻撃には高い特権レベルとユーザーの操作が必要とされている。攻撃が成功した場合、情報の完全性に低レベルの影響を及ぼす可能性があるとされている。

開発元のベンダーには早期に脆弱性情報が開示されたものの、現時点で対応は行われていない状況だ。exploitコードはすでに公開されており、title引数以外のパラメータにも影響が及ぶ可能性が指摘されている。

ftcms 2.1の脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2025-2133
影響を受けるバージョン ftcms 2.1
脆弱性のタイプ クロスサイトスクリプティング(CWE-79)、コードインジェクション(CWE-94)
CVSS評価 4.8(MEDIUM)
脆弱性の状態 公開済み、exploitコード利用可能

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにWebページに出力される
  • 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行可能
  • セッション情報の窃取やフィッシング詐欺に悪用される可能性がある

ftcms 2.1の脆弱性では、admin/index.php/news/editファイルのtitle引数を介してXSS攻撃が可能となっている。この脆弱性は管理者権限を持つユーザーの操作を必要とするものの、exploitコードが公開されており、複数のパラメータに影響が及ぶ可能性が指摘されている。

ftcms 2.1の脆弱性に関する考察

ftcms 2.1の脆弱性は管理者権限が必要という点で直接的な被害は限定的かもしれないが、管理画面を標的とした攻撃は深刻な影響をもたらす可能性がある。特にニュース編集機能が攻撃対象となることで、Webサイト信頼性が大きく損なわれる可能性が高いだろう。

開発元のベンダーが脆弱性情報の開示に対して無反応である点は、セキュリティ対応の姿勢として大きな問題だ。exploitコードが公開されている状況下では、早急なセキュリティパッチの提供が必要不可欠であり、ユーザー側でも一時的な対策を検討する必要があるだろう。

今後の対策としては、入力値のサニタイズ処理の徹底やコンテンツセキュリティポリシーの適切な設定が重要となる。また、管理画面へのアクセス制限やWAFの導入など、多層的な防御策を講じることで、同様の脆弱性による被害を最小限に抑えることが可能となるはずだ。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-2133, (参照 25-03-14).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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