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【CVE-2025-1662】WordPress用プラグインURL Media Uploaderに深刻な脆弱性、内部サービスへの不正アクセスが可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • URL Media Uploaderにサーバサイドリクエストフォージェリの脆弱性
  • 認証済みユーザーが内部サービスの情報を改変可能
  • WordPress用プラグインのバージョン1.0.0以前が対象

URL Media Uploaderバージョン1.0.0以前にSSRF脆弱性が発見

WordPressプラグインのURL Media Uploaderに対し、サーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)の脆弱性が発見され、Wordfenceが2025年2月28日に公開した。この脆弱性は全バージョン1.0.0以前に存在し、認証済みの作者権限以上のユーザーが'url_media_uploader_url_upload'アクションを介して任意の場所へのWebリクエストを実行できる状態になっている。[1]

脆弱性はDNSリバインディングを介して実行され、攻撃者がWebアプリケーションから発信される形で内部サービスの情報にアクセスし改変することが可能となっている。CVSSスコアは6.4(深刻度:中)と評価され、攻撃元区分はネットワーク、攻撃条件の複雑さは低いとされている。

脆弱性はCVE-2025-1662として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはサーバサイドリクエストフォージェリ(CWE-918)に分類されている。NVDの評価によると、攻撃には特権が必要だが、ユーザーの関与は不要とされており、影響の想定範囲に変更があるとされている。

URL Media Uploaderの脆弱性まとめ

項目 詳細
CVE番号 CVE-2025-1662
影響を受けるバージョン 1.0.0以前の全バージョン
脆弱性の種類 サーバサイドリクエストフォージェリ(CWE-918)
CVSSスコア 6.4(MEDIUM)
必要な権限 作者権限以上
発見者 ch4r0n

サーバサイドリクエストフォージェリについて

サーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)とは、攻撃者が脆弱性のあるWebアプリケーションを介して、内部ネットワーク上のシステムやサービスに不正なリクエストを送信する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 内部ネットワークへのアクセスが可能
  • ファイアウォールをバイパスできる
  • 内部システムの情報収集や改ざんが可能

SSRF攻撃は特にクラウド環境において深刻な影響をもたらす可能性がある。攻撃者は内部APIやメタデータサービスにアクセスし、重要な認証情報や設定情報を取得できる場合があり、さらにDNSリバインディングと組み合わせることで、より高度な攻撃が可能となる。

URL Media Uploaderのセキュリティ脆弱性に関する考察

URL Media Uploaderの脆弱性は、プラグインの基本的な機能である外部URLからのメディアアップロード機能に起因しており、この種の機能実装時におけるセキュリティ設計の重要性を示している。特に内部ネットワークへのアクセス制御が不十分な場合、攻撃者によって重要な情報が漏洩する可能性があり、WordPress環境全体のセキュリティリスクとなっている。

今後同様の脆弱性を防ぐためには、外部URLからのファイルアップロード機能を実装する際に、アクセス可能なURLの範囲を明確に制限することが重要となるだろう。また、プラグイン開発者はSSRF対策としてホワイトリスト方式でのURLフィルタリングやDNSリバインディング対策の実装を検討する必要がある。

WordPressプラグインのセキュリティ問題は継続的な課題となっており、特に認証済みユーザーによる攻撃の防止が重要となっている。プラグイン開発者はOWASPなどのセキュリティガイドラインに従った開発プラクティスを採用し、定期的なセキュリティ監査を実施することが推奨される。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1662, (参照 25-03-14).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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