【CVE-2024-13469】Pricing Table by PickPluginsにクロスサイトスクリプティングの脆弱性、Contributor以上の権限で悪用可能に
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記事の要約
- Pricing Table by PickPluginsにクロスサイトスクリプティングの脆弱性
- バージョン1.12.10以前の全バージョンが影響を受ける
- Contributor以上の権限を持つユーザーが悪用可能
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WordPressプラグインPricing Table by PickPluginsの脆弱性
WordPressプラグイン開発元のPickPluginsは2025年2月28日、プラグイン「Pricing Table by PickPlugins」にクロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見されたことを公開した。この脆弱性は【CVE-2024-13469】として識別されており、バージョン1.12.10以前の全バージョンで発生する深刻な問題となっている。[1]
この脆弱性は入力サニタイズと出力エスケープが不十分なことに起因しており、Button Link機能を通じて発生する可能性がある。Contributor以上の権限を持つ攻撃者が任意のWebスクリプトを注入できる状態となっており、ユーザーがその影響を受けたページにアクセスした際にスクリプトが実行される危険性が存在する。
脆弱性の深刻度はCVSS v3.1で6.4(Medium)と評価されており、攻撃元区分はネットワーク、攻撃条件の複雑さは低いとされている。また、特権レベルは低く設定されており、ユーザーの操作は不要だが、影響の範囲は変更があると評価されている。
Pricing Table by PickPluginsの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13469 |
影響を受けるバージョン | 1.12.10以前の全バージョン |
脆弱性の種類 | クロスサイトスクリプティング(CWE-79) |
CVSS評価 | 6.4(Medium) |
必要な権限 | Contributor以上 |
発見者 | Ankit Patel |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティングとは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトを注入できる状態を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされていない場合に発生
- 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行可能
- ユーザーのセッション情報や個人情報が窃取される可能性
クロスサイトスクリプティングの脆弱性は、入力値のサニタイズと出力のエスケープを適切に実装することで防ぐことができる。WordPressプラグインにおいても、ユーザー入力を扱う際には適切なセキュリティ対策を実装することが重要だが、Pricing Table by PickPluginsではこの対策が不十分であることが判明している。
Pricing Table by PickPluginsの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、プラグインの利用者だけでなくサイト訪問者にも影響を及ぼす可能性があり、早急な対応が必要となる。特にContributor以上の権限を持つユーザーが攻撃者となり得る点は、多くの投稿者が存在するサイトにおいて重大なリスクとなることが予想される。
この脆弱性への対策として、プラグインの開発者には入力値のサニタイズと出力のエスケープを徹底することが求められる。サイト管理者にとっては、Contributorなどの権限を持つユーザーの管理を厳格化し、信頼できるユーザーのみに権限を付与する運用が重要となるだろう。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、WordPressプラグインのセキュリティガイドラインの強化や、開発者向けのセキュリティ教育の充実が期待される。特にユーザー入力を扱うプラグインについては、セキュリティレビューの徹底と定期的な脆弱性診断の実施が望ましい。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13469, (参照 25-03-14).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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