【CVE-2025-1690】ThemeMakers Stripe Checkoutに深刻な脆弱性、Contributor権限で任意のスクリプト実行が可能に
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記事の要約
- ThemeMakers Stripe Checkoutに重大な脆弱性が発見
- バージョン1.0.1以前でXSSの脆弱性が存在
- Contributor以上の権限で任意のスクリプト実行が可能
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ThemeMakers Stripe Checkout 1.0.1の脆弱性
WordPressプラグインのThemeMakers Stripe Checkoutにおいて、バージョン1.0.1以前に重大な脆弱性が発見され、2025年2月27日に公開された。この脆弱性は入力値の不適切な検証により、Contributor以上の権限を持つ攻撃者が任意のWebスクリプトを注入できる状態になっていることが判明している。[1]
この脆弱性は「stripe」ショートコードを介したストアドXSSとして報告されており、CVSSスコアは6.4(MEDIUM)と評価されている。脆弱性が悪用された場合、攻撃者は投稿されたページにアクセスしたユーザーに対して任意のスクリプトを実行させることが可能となるため、早急な対応が必要とされている。
脆弱性の発見者はIstván Mártonであり、ThemeMakersは既にこの問題に対処したバージョン1.0.2をリリースしている。この脆弱性はCVE-2025-1690として識別され、CWE-79(クロスサイトスクリプティング)に分類されている。
ThemeMakers Stripe Checkout脆弱性の詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-1690 |
影響を受けるバージョン | 1.0.1以前 |
脆弱性の種類 | ストアドXSS(CWE-79) |
CVSSスコア | 6.4(MEDIUM) |
必要な権限 | Contributor以上 |
対策バージョン | 1.0.2 |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションに存在する脆弱性の一種であり、以下のような特徴がある。
- 入力値の不適切な検証により、悪意のあるスクリプトが注入可能
- 被害者のブラウザ上で攻撃者の用意したスクリプトが実行される
- セッション情報の窃取やフィッシング詐欺などに悪用される可能性がある
ThemeMakers Stripe Checkoutで発見された脆弱性は、ストアドXSSと呼ばれる永続的な攻撃が可能なタイプである。この脆弱性ではContributor以上の権限を持つユーザーが悪意のあるスクリプトを含むコンテンツを投稿でき、そのページにアクセスした一般ユーザーの環境で不正なスクリプトが実行される危険性がある。
ThemeMakers Stripe Checkoutの脆弱性に関する考察
今回発見された脆弱性は、WordPressの投稿権限を持つユーザーが攻撃者となり得る点で、特に注意が必要である。WordPressサイトでは複数の投稿者が存在することが一般的であり、信頼できる投稿者の選定や権限の適切な管理が重要となるだろう。セキュリティアップデートの適用を怠ると、正規ユーザーによる攻撃の可能性も否定できない。
この脆弱性の対策として、プラグインの早急なアップデートが推奨されるが、それ以外にも入力値のサニタイズ処理の見直しやセキュリティ監査の定期的な実施が重要である。特にECサイトで使用されるプラグインであることを考慮すると、決済情報や個人情報の保護の観点からも、より厳密なセキュリティ対策が求められる。
今後はWordPressプラグインのセキュリティレビューの強化や、開発者向けのセキュリティガイドラインの整備が期待される。特に決済関連のプラグインについては、インプットバリデーションやアウトプットエンコーディングなどの基本的なセキュリティ対策の徹底が不可欠となるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1690, (参照 25-03-14).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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