【CVE-2024-13231】WordPress Portfolio Builder 1.1.7以前のバージョンに認証機能の欠如による脆弱性が発見、未認証での動画追加が可能に
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記事の要約
- WordPress Portfolio Builder 1.1.7以前に認証不備の脆弱性
- 未認証の攻撃者が任意の動画を追加可能
- CWE-862として分類される認証機能の欠如
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WordPress Portfolio Builder 1.1.7の認証バイパスの脆弱性
WordfenceはWordPress Portfolio Builder – Portfolio Galleryプラグインにおいて、バージョン1.1.7以前に認証機能の欠如による脆弱性が発見されたことを2025年2月19日に公開した。この脆弱性は'add_video'関数における権限チェックの欠如に起因しており、未認証の攻撃者がポートフォリオギャラリーに任意の動画を追加できる状態となっている。[1]
この脆弱性はCVSS v3.1で深刻度が5.3(MEDIUM)と評価されており、攻撃に特別な条件や認証情報を必要としないことが特徴となっている。攻撃元区分はネットワークであり、攻撃の複雑さは低いとされているが、影響範囲は整合性の低下に限定されている。
この脆弱性は研究者のKhayal Farzaliyevによって発見され、WordfenceのThreat Intelligence teamによって追跡されている。影響を受けるのはWordPress Portfolio Builder – Portfolio Galleryの全バージョンであり、プラグインの開発元であるportfoliohubは対応を進めている。
WordPress Portfolio Builder 1.1.7の脆弱性情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13231 |
影響を受けるバージョン | 1.1.7以前の全バージョン |
脆弱性の種類 | 認証機能の欠如(CWE-862) |
CVSS評価 | 5.3(MEDIUM) |
発見者 | Khayal Farzaliyev |
公開日 | 2025年2月19日 |
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認証機能の欠如について
認証機能の欠如とは、システムやアプリケーションにおいて、特定の機能やリソースにアクセスする際に必要な認証チェックが適切に実装されていない状態を指す。以下のような特徴がある。
- 権限のないユーザーが制限された機能にアクセス可能
- アクセス制御の検証が不十分または存在しない
- 認証をバイパスして重要な操作が実行可能
WordPress Portfolio Builder – Portfolio Galleryの事例では、'add_video'関数に認証チェックが実装されていないことで、未認証のユーザーがポートフォリオギャラリーに動画を追加できる状態となっている。この種の脆弱性は、ウェブアプリケーションにおいて深刻なセキュリティリスクとなり得る。
WordPress Portfolio Builder 1.1.7の脆弱性に関する考察
WordPress Portfolio Builder – Portfolio Galleryの認証機能の欠如は、コンテンツ管理における重大な課題を提起している。未認証のユーザーが動画コンテンツを追加できることで、ポートフォリオサイトの信頼性や完全性が損なわれる可能性があり、特に企業や個人のブランドイメージに深刻な影響を与える可能性がある。
この脆弱性への対応として、開発者は認証システムの全面的な見直しと、アクセス制御の厳格化が求められる。具体的には、動画追加機能に対する適切な権限チェックの実装や、管理者権限を持つユーザーのみが実行できるよう制限を設ける必要がある。
今後はWordPressプラグインの開発において、セキュリティ設計の重要性がより一層高まることが予想される。特に認証・認可に関する機能については、開発初期段階からセキュリティ要件を明確化し、適切な実装を行うことが重要だ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13231, (参照 25-03-14).
- Intel. https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/homepage.html
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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