【CVE-2024-13854】Education Addon For Elementor 1.3.1以前のバージョンに脆弱性、認証済みユーザーによる非公開コンテンツへのアクセスが可能に
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記事の要約
- Education Addon For Elementorの1.3.1以前に脆弱性
- 認証済みユーザーが非公開コンテンツにアクセス可能
- Elementorで作成された投稿のみが影響対象
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Education Addon For Elementor 1.3.1の深刻な脆弱性を発見
WordPressプラグインのEducation Addon For Elementorにおいて、バージョン1.3.1以前に深刻な脆弱性が発見され、2025年2月19日に公開された。この脆弱性は、naedu_elementorテンプレートのショートコードにおけるユーザー制御キーの検証が不十分であることに起因しており、認証済みユーザーが非公開コンテンツにアクセスできる可能性がある。[1]
この脆弱性は【CVE-2024-13854】として識別されており、CWEによる脆弱性タイプは不適切なアクセス制御(CWE-284)に分類されている。NVDの評価によると、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低く、特権レベルは低いとされている。
影響を受けるのはContributor以上の権限を持つ認証済みユーザーで、Elementorで作成された下書き、パスワード保護付き、および制限付きの投稿に対してアクセスできる可能性がある。この脆弱性の深刻度はCVSS v3.1で4.3(MEDIUM)と評価されている。
Education Addon For Elementorの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2024-13854 |
影響を受けるバージョン | 1.3.1以前 |
脆弱性の種類 | 不適切なアクセス制御(CWE-284) |
CVSS スコア | 4.3(MEDIUM) |
影響範囲 | Elementorで作成された投稿のみ |
必要な権限 | Contributor以上 |
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不適切なアクセス制御について
不適切なアクセス制御とは、システムやアプリケーションにおいて、ユーザーの権限や認証に関する制御が適切に実装されていない状態を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 認証されたユーザーが本来アクセスできない情報にアクセス可能
- 権限チェックの不備や検証の欠如が主な原因
- 情報漏洩やデータ改ざんのリスクが存在
Education Addon For Elementorの場合、naedu_elementorテンプレートのショートコードにおけるユーザー制御キーの検証が不十分であることが問題となっている。この脆弱性により、Contributor以上の権限を持つユーザーが、本来アクセスできないはずの非公開コンテンツにアクセスできる状態となっている。
Education Addon For Elementorの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに大きな影響を与える可能性があるため、早急な対応が必要となるケースが多い。Education Addon For Elementorの場合、Contributor以上の権限を持つユーザーのみが影響を受けるため、一般的な閲覧者からの攻撃リスクは限定的であるものの、内部関係者による情報漏洩のリスクは無視できないだろう。
プラグイン開発者には、ショートコードの実装時におけるユーザー入力の検証強化が求められる。特にElementorのようなページビルダーと連携するプラグインでは、テンプレートやショートコードの処理において、より厳密なアクセス制御の実装が必要だ。開発者がセキュリティテストを強化し、脆弱性の早期発見と修正に努めることが望まれる。
今後は、プラグインのセキュリティ審査プロセスの強化や、開発者向けのセキュリティガイドラインの整備が重要となるだろう。WordPress本体のセキュリティ機能との連携を強化し、プラグインレベルでのアクセス制御の標準化を進めることで、同様の脆弱性の発生を防ぐことができる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13854, (参照 25-03-14).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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