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公開：2025-03-14

B/43がマイナンバーカードによる本人確認システムを導入、最短数分での認証完了と機能拡充が実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 家計管理サービスB/43がマイナンバーカードによる本人確認を導入
• 公的個人認証サービスで最短数分の本人確認が可能に
• 入金・決済上限の拡大など利用可能な機能が増加

マイナンバーカードを活用したB/43の本人確認システム刷新

株式会社スマートバンクは家計管理サービス「B/43」において、マイナンバーカードを利用した公的個人認証サービスを2025年3月12日に導入した。従来は本人確認書類の撮影や顔写真の登録、目視チェックが必要であったが、新システムではスマートフォンでマイナンバーカードを読み取り、暗証番号を入力するだけで本人確認が完了する仕組みとなっている。^[1]

今回の本人確認システムには、サイバートラスト株式会社の「iTrust 本人確認サービス」が採用されており、本人確認業務のデジタル完結を実現するクラウドサービスとなっている。マネーロンダリング防止を目的とする犯罪収益移転防止法への対応として、より高い安全性と正確性を持つ本人確認が可能となるだろう。

B/43は2021年4月のリリース以降、累計ダウンロード数が100万件を超え、月間取扱高は数十億円まで拡大している。新システムの導入により、入金方法の増加や決済上限の引き上げ、複数カードの同時保有など、より幅広い機能の利用が可能となるため、さらなるサービス拡大が期待される。

B/43の本人確認システム改善点まとめ

B/43の詳細はこちら

公的個人認証サービス（JPKI）について

公的個人認証サービス（JPKI）とは、オンラインでの本人確認を可能にする政府提供の認証システムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• マイナンバーカードのICチップに搭載された電子証明書を利用
• 高度なセキュリティによる安全な本人確認が可能
• 金融機関での本人確認手続きに活用可能

B/43における公的個人認証サービスの導入は、マネーロンダリング防止のための本人確認強化という金融機関の要件に応えるものとなっている。オンラインでの本人確認において、より高い安全性と正確性を確保することで、デジタル金融サービスの信頼性向上に貢献している。

B/43のマイナンバーカード認証導入に関する考察

マイナンバーカードを活用した本人確認システムの導入は、ユーザビリティとセキュリティの両立という観点で大きな進歩といえる。従来の本人確認プロセスでは時間と手間がかかっていたが、新システムによって即時の本人確認が可能となり、サービス利用開始までのハードルが大幅に低下することが期待できるだろう。

一方で、マイナンバーカードの普及率や読み取り時のトラブル、セキュリティに対する不安など、新システムの導入に伴う課題も考えられる。B/43運営側には、ユーザーサポート体制の強化やセキュリティ対策の継続的な改善が求められており、これらの取り組みが今後のサービス拡大の鍵を握ることになるだろう。

今後は、マイナンバーカードを活用した本人確認の安定運用に加え、より多様な認証手段の提供や、認証後に利用可能となる機能の拡充が期待される。B/43には、デジタル社会における家計管理サービスのロールモデルとして、さらなる進化を遂げることが求められている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「家計管理サービス「B/43」、本人確認にマイナンバーカードを利用した公的個人認証サービスを導入 | 株式会社スマートバンクのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000080496.html, (参照 25-03-14).

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