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バッファローが法人向けNAS TeraStationシリーズに不変スナップショット機能を追加、ランサムウェア対策を強化

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • バッファローが法人向けNASに不変スナップショット機能を追加
  • ランサムウェア対策として管理者権限でも削除不可能に
  • TeraStationシリーズのファームウェアアップデートで提供

バッファローが法人向けNASに新セキュリティ機能を追加

株式会社バッファローは、法人向けNAS「TeraStation」シリーズにおいて、ランサムウェア対策のための新機能「不変スナップショット機能」の提供を2025年3月12日より開始した。この機能は対象製品のファームウェアアップデートを通じて無料で利用可能となっている。[1]

近年のランサムウェア攻撃では、不正に入手した管理者アカウント情報を使用してNASやファイルサーバーのバックアップデータを削除する手法が確認されており、企業規模を問わず被害が拡大している。本機能によって作成されたスナップショットは一定期間保護され、管理者権限での削除や変更が不可能となった。

対象機種はTS51220RH、TS5820DN、TS5620DN、TS5420RN、TS5420DN、TS5220DN、TS5220DF、TS5020シリーズ(対応ファームウェア:Ver2.20以降)となっている。また今後、TS7010シリーズとTS6000シリーズにも順次対応する予定だ。

TeraStation向け不変スナップショット機能の詳細

項目 詳細
機能名称 不変スナップショット機能
主な特徴 スナップショットの一定期間削除・変更防止
提供開始日 2025年3月12日
提供方法 ファームウェアアップデート
料金 無料
対象製品 TeraStationシリーズ8機種

スナップショットについて

スナップショットとは、特定の時点におけるデータの状態を保存する技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • データの特定時点の状態を効率的に保存・管理
  • システム障害やデータ破損時の復旧に活用
  • 最小限のストレージ容量で複数世代のバックアップを実現

TeraStationシリーズの不変スナップショット機能では、作成されたスナップショットに対して保護期間を設定することが可能となっている。保護期間中は管理者権限を持つアカウントであっても削除や変更ができないため、ランサムウェア攻撃などによるデータ喪失のリスクを大幅に低減することができる。

参考サイト

  1. ^ BUFFALO. 「【NASのランサムウェア対策】不変スナップショット機能の提供を本日3月12日(水)より開始 | バッファロー」. https://www.buffalo.jp/press/detail/20250312-01.html, (参照 25-03-14).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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