GoogleがAppSheet User Passを発表、プール型ライセンスによってアプリケーションアクセス管理が柔軟に
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記事の要約
- GoogleがAppSheet User Passのライセンス提供を開始
- ユーザーは必要な分だけライセンスを消費可能に
- 内部・外部・未認証ユーザーに対応したライセンス体系を実現
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AppSheet User Passによるライセンス体系の刷新
Googleは2025年3月14日、AppSheetアプリケーションの新しいライセンス形態としてAppSheet User Passの提供を開始した。AppSheet User Passは従来の個別ライセンス割り当て方式とは異なり、プール型のライセンス管理を実現し、内部ユーザーや外部ユーザー、未認証ユーザーなど、様々なユーザータイプに柔軟に対応することが可能になった。[1]
このライセンス体系では、ユーザーがアプリにアクセスする度に必要なライセンスを自動的に消費する仕組みが採用されており、AppSheet Enterprise PlusまたはAppSheet Coreアプリへのアクセス時に適用される。特筆すべき点として、ユーザーは複数のアプリを利用する場合、それぞれのアプリに対して個別のUser Passライセンスを消費することが可能だ。
なお、2025年4月10日からはAppSheet Enterprise StandardおよびEnterprise Plus向けの外部ユーザーライセンスの新規販売が終了することも発表された。既存の外部ユーザーライセンスを保有している顧客に対しては、サービスの中断なく移行できるよう、追加の通知が提供される予定である。
AppSheet User Passの主な特徴
項目 | 詳細 |
---|---|
提供開始日 | 2025年3月14日 |
対象サービス | AppSheet Enterprise Plus、AppSheet Core |
対象ユーザー | 内部ユーザー、外部ユーザー、未認証ユーザー |
ライセンス管理 | プール型、月次リセット |
提供チャネル | Workspace、Partner Sales Console |
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プール型ライセンスについて
プール型ライセンスとは、個別のユーザーにライセンスを割り当てるのではなく、組織全体でライセンスを共有する管理方式のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 必要に応じて柔軟にライセンスを割り当て可能
- ユーザーごとの使用状況に応じた最適化が可能
- 管理者の運用負荷を軽減
AppSheet User Passのプール型ライセンスでは、ユーザーがアプリにアクセスした際に自動的にライセンスが消費される仕組みを採用している。このライセンスは月末にリセットされ、未使用分は翌月に繰り越されないため、実際の使用量に基づいた効率的なライセンス管理が実現できる。
AppSheet User Passの導入に関する考察
AppSheet User Passの導入により、組織はよりフレキシブルなアプリケーションアクセス管理が可能になった。従来の固定的なライセンス割り当てから、使用量ベースの課金モデルへの移行は、特に外部ユーザーや一時的なアクセスが必要なユーザーを多く抱える組織にとって、コスト最適化の観点から大きなメリットとなるだろう。
一方で、月末のライセンスリセットに伴う使用状況の予測や予算管理には新たな課題が生じる可能性がある。組織は使用パターンを適切にモニタリングし、必要なライセンス数を正確に見積もる必要があるため、初期の導入段階では慎重な運用計画が求められるだろう。
長期的には、このような柔軟なライセンスモデルがSaaS業界全体のスタンダードとなる可能性も考えられる。特にマルチテナント環境でのアプリケーション提供が一般的となる中、使用量ベースの課金モデルは、より効率的なリソース活用とコスト管理を可能にする重要な要素となっていくだろう。
参考サイト
- ^ Google Workspace. 「 Google Workspace Updates: Introducing AppSheet User Pass 」. https://workspaceupdates.googleblog.com/2025/03/appsheet-user-pass.html, (参照 25-03-17).
- Google. https://blog.google/intl/ja-jp/
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