【CVE-2025-2085】StarSea99のstarsea-mall 1.0でXSS脆弱性が発見、リモート攻撃のリスクで対応急ぐ
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記事の要約
- StarSea99のstarsea-mall 1.0でXSS脆弱性が発見
- admin/carousels/save機能でクロスサイトスクリプティングの危険性
- CVE-2025-2085として識別され、セキュリティ対策が必要に
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StarSea99 starsea-mall 1.0のXSS脆弱性について
StarSea99は2025年3月7日、同社のECサイト構築プラットフォームstarsea-mall 1.0において、管理者向け機能の/admin/carousels/saveにクロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在することを公表した。この脆弱性はredirectUrlパラメータの操作によって引き起こされ、リモートからの攻撃が可能であることが判明している。[1]
この脆弱性はCVE-2025-2085として識別され、CVSS 4.0のスコアリングでは5.1(MEDIUM)と評価されている。攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低く設定されているものの、特権レベルと利用者の関与が必要とされることから、直接的な被害の拡大は限定的とされている。
また、この脆弱性はCWE-79(クロスサイトスクリプティング)とCWE-94(コードインジェクション)の2つのタイプに分類されており、既に公開されエクスプロイトが利用可能な状態となっている。VulDBの評価によると、攻撃者は制限された権限でシステムに影響を与える可能性があるとされている。
StarSea99 starsea-mall 1.0の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-2085 |
影響を受けるバージョン | starsea-mall 1.0 |
脆弱性の種類 | クロスサイトスクリプティング、コードインジェクション |
CVSSスコア | CVSS 4.0: 5.1 (MEDIUM) |
攻撃条件 | ネットワークアクセス、低い複雑さ、特権レベル必要 |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性を悪用して、攻撃者が意図する任意のスクリプトを他のユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 入力値の不適切な検証によって発生する脆弱性
- ユーザーのセッション情報や個人情報の窃取が可能
- Webサイトの改ざんやフィッシング詐欺に悪用される可能性
starsea-mall 1.0の場合、管理者向け機能のredirectUrlパラメータにおいてXSS脆弱性が確認されており、攻撃者によって悪意のあるスクリプトが注入される可能性がある。この脆弱性は既に公開されており、エクスプロイトコードも利用可能な状態となっているため、早急な対策が必要とされている。
StarSea99 starsea-mallの脆弱性に関する考察
今回発見された脆弱性は管理者権限を必要とするものの、攻撃の複雑さが低く評価されている点が懸念材料となっている。特にredirectUrlパラメータの検証が不十分であることから、正規の管理者アカウントが乗っ取られた場合のリスクが高く、二要素認証などの追加的なセキュリティ対策の導入が望まれる。
また、ECサイト構築プラットフォームという性質上、決済情報や個人情報を扱う可能性が高いため、定期的なセキュリティ監査やペネトレーションテストの実施が重要となるだろう。starsea-mall 1.0の後続バージョンでは、入力値の厳格な検証やサニタイズ処理の強化が期待される。
今後はWebアプリケーションファイアウォール(WAF)の導入やコンテンツセキュリティポリシー(CSP)の適切な設定など、多層的な防御策の実装が必要となる。特にECサイトプラットフォームとしての信頼性を維持するためには、脆弱性の早期発見と迅速な対応体制の構築が不可欠となるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-2085, (参照 25-03-17).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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