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公開：2025-03-17

GoogleがGoogle Play GamesのPC対応を標準化、年内に正式提供開始へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• GoogleがGoogle Play Gamesの正式提供を年内に開始
• すべてのAndroidゲームがデフォルトでPC対応に
• ネイティブPC対応ゲームのサポートを強化

GoogleがGDC 2025でGoogle Play Gamesの大幅アップデートを発表

Googleは2025年3月13日、ゲーム開発者向けカンファレンス「GDC 2025」にてGoogle Play Gamesの新機能と展開計画を発表した。モバイルゲームのPC対応を標準機能として実装し、開発者が明示的にオプトアウトしない限りPCでの動作が可能になるとともに、ネイティブPC対応ゲームのサポート強化を進めることになった。^[1]

PCプラットフォームも大幅なアップグレードを実施し、AMDのノートPCやデスクトップで全ての機能が利用可能になるよう対応を進めている。PCのOEMメーカーとの提携によりスタートメニューからGoogle Play Gamesへのアクセスが可能になり、PCでもPlay Pointsの利用が可能になるように拡張される予定だ。

開発者向けには新たにネイティブPCプログラム用のツールを追加し、アプリ内購入の統合や高度なセキュリティ保護を含むSDKの提供を開始する。従来は基本無料プレイのタイトルのみ対応していたが、有料のネイティブPCゲームやPC専用ゲームもサポート対象となり、Google広告を活用したユーザー獲得ツールも導入される。

Google Play Gamesの新機能まとめ

クロスプラットフォーム開発について

クロスプラットフォーム開発とは、単一のソースコードから複数のプラットフォーム向けにアプリケーションを開発する手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 開発効率の向上と保守コストの削減
• 一貫したユーザー体験の提供
• 複数プラットフォームへの同時展開が可能

Google Play GamesのPC対応強化により、Androidゲームのクロスプラットフォーム展開がより容易になることが期待される。プレイヤーがゲーム体験をカスタマイズするための新機能も導入され、画面内の仮想ボタンに対する物理的な割り当てやパフォーマンス調整も可能になるなど、PCプラットフォームに最適化された機能が提供される。

Google Play GamesのPC展開に関する考察

Google Play GamesのPC対応標準化は、モバイルゲーム市場とPC市場の垣根を取り払う画期的な取り組みとなる可能性が高い。開発者にとってはPC版の開発負担が軽減され、既存のAndroidゲームを容易にPC展開できるようになることで、新たな収益機会の創出につながるだろう。

一方で、モバイル向けに最適化されたUIやゲームシステムをPC環境に適応させる際の課題も予想される。ゲームのバランス調整やコントロール方式の最適化など、プラットフォーム間での体験の差異を最小限に抑えつつ、各プラットフォームの特性を活かした開発アプローチが求められるだろう。

今後はクラウドゲーミングとの連携や、より高度なグラフィックス機能の実装など、PCプラットフォームならではの機能拡充が期待される。Google Play GamesのPC展開強化は、モバイルゲーム開発者にとって新たな可能性を開く転換点となる可能性を秘めている。

参考サイト

1. ^ Android Developers Blog. 「Android Developers Blog: Building excellent games with better graphics and performance」. https://android-developers.googleblog.com/2025/03/building-excellent-games-with-better-graphics-and-performance.html, (参照 25-03-17).
2. Google. https://blog.google/intl/ja-jp/

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