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公開：2025-03-19

専門学校用学生管理システムWSDB-TがIT導入補助金2025に採択、留学生管理と学費決済の効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 専門学校用学生管理WSDB-TがIT導入補助金2025の対象ツールに登録
• 業務固有プロセスと決済管理の2プロセスで効率化を実現
• 多文化共生型クラウドシステムとして留学生管理に対応

専門学校向け学生管理システムWSDB-TのIT導入補助金2025採択決定

株式会社OneTerrace（本社：東京都港区）が販売し、東和ソリューションエンジニアリング株式会社が開発する専門学校用学生管理システム「WSDB-T」が、2025年3月に独立行政法人中小企業基盤整備機構のIT導入補助金2025の対象ツールとして正式に登録された。WSDB-Tは専門学校の学生管理、出席管理、成績管理、在留資格管理などの業務固有プロセスと、学生の入金管理を効率化させる決済プロセスの2つの側面から業務効率化を支援するシステムとなっている。^[1]

WSDB-Tは多文化共生型クラウド学生管理システムとして、増加が見込まれる留学生への対応をオプションなしで実現している点が大きな特徴となっている。在校生の入学から卒業までの一括管理に加え、出席・成績管理も各学校の設定に応じてカスタマイズが可能であり、教職員向けWebシステムと学生向けスマホアプリを標準搭載することで、シームレスな情報連携を実現している。

決済機能においては、グローバル決済サービスのFlywireとの連携により国際送金への対応を実現し、国内決済についてはStripe社の仕組みを活用したスマホアプリからの処理が可能となっている。特に英訳付きの適格請求書発行への対応は、留学生の学費管理における重要な機能として位置づけられており、学校運営の効率化に大きく貢献することが期待される。

WSDB-Tの機能まとめ

WSDB-Tの詳細はこちら

IT導入補助金について

IT導入補助金とは、中小企業・小規模事業者等の労働生産性向上を目的とした支援制度のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 業務効率化やDX推進に向けたITツール導入を支援
• 初期導入費と運用保守費2年分が補助対象
• 独立行政法人中小企業基盤整備機構が採択を実施

IT導入補助金2025では、通常枠とインボイス枠が設定されており、2025年3月31日から申請受付が開始される予定だ。申請締切は2025年5月13日17時までとなっており、補助金を活用することで、中小企業のデジタル化推進に向けた取り組みを加速することが可能となっている。

WSDB-Tに関する考察

WSDB-Tが提供する多文化共生型クラウドシステムは、今後増加が予想される留学生の管理業務において重要な役割を果たすことが期待される。特に在留資格関連の書類作成や学費の国際決済対応など、従来の学生管理システムでは対応が難しかった機能を標準搭載している点は、専門学校の業務効率化に大きく貢献するだろう。

一方で、クラウドシステムの特性上、セキュリティ対策や個人情報保護の観点からより一層の機能強化が求められる可能性がある。特に国際送金や在留資格に関わる情報を扱う上で、データの暗号化やアクセス制御などのセキュリティ機能の充実が今後の課題となるだろう。

また、IT導入補助金の活用により初期導入のハードルは下がるものの、システム導入後の運用体制の整備や教職員のトレーニングなど、実務面での課題にも目を向ける必要がある。継続的なサポート体制の構築と、ユーザーフィードバックを活かした機能改善が、システムの有効活用において重要となるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「専門学校用学生管理WSDB-TがIT導入補助金2025のITツールとして登録されました | 株式会社One Terraceのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000084.000036579.html, (参照 25-03-19).

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