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米dotPDNがpaint.net 5.1.5をリリース、次世代画像形式JPEG XLに対応し画質改善機能を強化

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • paint.net 5.1.5が次世代画像形式JPEG XLに対応
  • 量子化カラー品質の改善とAVIF読み込みの最適化を実現
  • レベル調整やマウスカーソルの不具合を修正

paint.net 5.1.5のJPEG XL対応とアップデート内容

米dotPDNは2025年3月11日、自動選択やヒストグラム補正機能を備えた無料の画像編集ツール「paint.net 5.1.5」をリリースした。本バージョンでは次世代の画像形式JPEG XLを「JpegXLFileType」プラグインを同梱することで対応を実現しており、入力と出力の両方に対応している。[1]

量子化カラー品質の改善により、エフェクトのカラー量子化や8ビット以下での画像保存時の品質が向上した。線形ガンマ空間でのオクトリーノード色の統合により、より正確な色表現が可能になり、画像編集の精度が大幅に向上している。

また、AVIFファイルタイププラグインがv3.12.1にアップデートされ、Rec. 2020 PQカラースペースを使用するHDR画像からの変換が改善された。WebPファイルタイププラグインもv1.5.0に更新され、画像処理の安定性と機能性が強化されている。

paint.net 5.1.5の新機能まとめ

項目 詳細
画像形式対応 JPEG XL形式の入出力サポート(JpegXLFileTypeプラグイン)
画質改善 量子化カラー品質の向上、線形ガンマ空間での色処理最適化
プラグイン更新 AvifFileType v3.12.1、WebpFileType v1.5.0へのアップデート
バグ修正 レベル調整、マウスカーソル、キーボードショートカットの不具合修正

JPEG XLについて

JPEG XLとは、JPEG形式の後継として2022年に標準化された次世代の画像形式のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • JPEG形式の半分以下のファイルサイズで同等の画質を実現
  • 可逆圧縮・非可逆圧縮の両方に対応
  • 広色域、HDR、アニメーション、アルファチャネル、レイヤー機能をサポート

JPEG XLはExifなどの従来の技術もサポートしており、JPEG形式からの可逆再圧縮も可能な画期的なフォーマットとなっている。paint.net 5.1.5では「JpegXLFileType」プラグインを同梱することで、このJPEG XL形式の入力と出力に対応し、他の画像形式と同様に編集することが可能だ。

paint.net 5.1.5のJPEG XL対応に関する考察

paint.net 5.1.5がJPEG XL形式に対応したことは、次世代画像フォーマットの普及における重要なマイルストーンとなるだろう。高い圧縮率と画質を両立するJPEG XLの採用により、ユーザーはストレージ容量を効率的に活用しながら、高品質な画像編集が可能になったのだ。

今後の課題として、JPEG XL形式の普及に伴うブラウザやアプリケーションの対応状況が挙げられる。現時点ではすべてのプラットフォームでJPEG XLがサポートされているわけではないため、互換性の問題が発生する可能性があるだろう。

将来的には、paint.netにAIを活用した画像処理機能や、クラウドストレージとの連携機能が追加されることが期待される。これにより、より効率的な画像編集ワークフローが実現し、プロフェッショナルからアマチュアまで幅広いユーザーの生産性向上につながるはずだ。

参考サイト

  1. ^ Paint.NET Blog. 「Paint.NET 5.1.5 is now available – Paint.NET Blog」. https://blog.getpaint.net/2025/03/11/paint-net-5-1-5-is-now-available/, (参照 25-03-17).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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