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公開：2025-03-15

テス・エンジニアリングが横浜市都筑水再生センターで大規模太陽光発電事業の受託候補者に選定、年間約99万kWhの電力供給へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• テス・エンジニアリングが横浜市の都筑水再生センターでPPA事業者に選定
• 発電容量約777kW、年間想定発電量約99万kWhの太陽光発電を導入
• 2026年3月から施設への電力供給を開始予定

横浜市都筑水再生センターへの大規模太陽光発電導入事業の概要

テスホールディングス株式会社は、連結子会社のテス・エンジニアリングが横浜市の「都筑水再生センター再生可能エネルギー導入事業」の受託候補者に選定されたことを2025年3月14日に発表した。低反射太陽光パネルの使用による周辺環境への配慮や、大型太陽光発電設備導入における豊富な実績が評価されての選定となっている。^[1]

都筑水再生センターの屋根上に設置される太陽光発電システムは、オンサイトPPAモデルとしてテス・エンジニアリングが所有・維持管理を行い、施設へ再生可能エネルギー電気を供給する仕組みとなっている。発電容量は約777kWで、年間想定発電量は一般家庭約250世帯分に相当する約99万kWhに達する見込みだ。

本事業による年間CO₂削減貢献量は約470t-CO₂となる見込みで、エネルギーの地産地消と再生可能エネルギー電気の利用によるCO₂排出量削減の実現に大きく貢献する。今後は基本協定を締結し、2026年3月の電力供給開始に向けて具体的な検討を進めていく予定となっている。

都筑水再生センター太陽光発電事業の詳細

オンサイトPPAモデルについて

オンサイトPPAモデルとは、発電事業者が需要家の施設に太陽光発電設備を設置し、所有・維持管理を行いながら電力を供給する契約方式のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 需要家の初期投資が不要で導入しやすい
• 発電事業者による専門的な維持管理が可能
• 長期的な電力調達の安定化が図れる

テス・エンジニアリングは都筑水再生センターの屋根上に太陽光発電システムを設置し、施設へ直接電力を供給することで、エネルギーの地産地消を実現する。このモデルは再生可能エネルギーの普及促進と地域の脱炭素化に大きく貢献する取り組みとなっている。

都筑水再生センター太陽光発電事業に関する考察

本事業における低反射太陽光パネルの採用は、周辺住民への配慮という点で高く評価できる取り組みである。公共施設への太陽光発電導入では周辺環境との調和が重要な課題となるが、テス・エンジニアリングの技術力と実績を活かした解決策の提示により、今後の類似事業のモデルケースとなることが期待できる。

オンサイトPPAモデルを活用した再生可能エネルギーの導入は、公共施設における脱炭素化推進の有効な手段となっている。ただし、長期契約における設備の維持管理や性能保証、災害時の対応など、運用面での課題についても十分な検討と対策が必要となるだろう。

今後は都筑水再生センターでの実績を基に、他の公共施設への展開も期待される。特に初期投資の抑制と専門的な維持管理体制の確保が課題となる地方自治体にとって、PPAモデルは有効な選択肢となり得るはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「TESSグループ、神奈川県横浜市が実施する都筑水再生センターに大規模太陽光発電設備を導入する事業の受託候補者にテス・エンジニアリングが選定（オンサイトPPA） | テスホールディングス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000143072.html, (参照 25-03-15).

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