IP-RoBoがTM-RoBoの併存登録例検索機能をアップデート、類似群コード完全一致の検索精度が向上

PR TIMES より
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記事の要約
- TM-RoBoのAI商標検索機能で併存登録例検索をアップデート
- 関連性のない多数の類似群コードでもより正確な検索が可能に
- 併存登録例の最大出力数が30件まで増加
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IP-RoBoのTM-RoBoがAI商標検索機能を強化
株式会社IP-RoBoは商標調査を支援する人工知能サービス「TM-RoBo」のAI商標検索機能における併存登録例検索について、2025年3月25日にβ版のサービス提供を開始した。このアップデートにより、関連性のない多数の類似群コードが指定された場合でも、より正確な併存登録例を多数取得できるようになっている。[1]
2020年7月にリリースされたAI商標検索機能は、外観どおりの文字商標や指定商品・役務、類似群コードを入力することでAIが称呼付与と語力統計指標を数値化する画期的な機能となっていた。複数語からなる結合商標が入力された場合は、分離観察されうる全ての組合せ語を網羅的に抽出した上で、組合せ語毎にTMRやTMCを算出し、TMSをAIが数値化する仕組みを実現している。
従来の併存登録例検索機能では、複数指定された類似群コードをまとめて検索していたため、異なる類似群コードで検索された2つの登録商標も併存登録例として表示されることがあった。今回のアップデートでは、各類似群コード毎に併存登録例を検索し、類似群コードが一致している2つの併存登録例のみを表示するように改善されている。
TM-RoBoの併存登録例検索機能まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
リリース日 | 2025年3月25日 |
アップデート内容 | 類似群コード毎の併存登録例検索機能 |
表示方式 | 類似群コードが完全一致する併存登録例のみを表示 |
出力上限 | 各類似群コード毎に30件まで |
共通コード表示 | 2つの併存登録例で共通する類似群コードを表示 |
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商標調査について
商標調査とは、商品等の名称として商標を新たに使用したり、商標権を取得しようとする際に、同一または類似の商標が既に出願、登録されていないかを確認する重要な作業である。以下のような特徴がある。
- 商標の完全一致検索と類似検索が必要不可欠
- 高度な専門性と多大な手間とコストが必要
- 既存システムでは類似の程度を加味した検索が困難
従来の商標調査システムでは、表記される商標そのものについて検索する場合は完全一致検索かこれに準じた検索しかできず、より重要な類似検索を行うことが困難であった。称呼について検索する場合も類似の程度まで加味して結果表示することができないため、大量にリストアップされた全ての商標を調査者が確認する必要があった。
TM-RoBoの併存登録例検索機能に関する考察
TM-RoBoの併存登録例検索機能のアップデートは、商標調査における精度向上と業務効率化に大きく貢献する可能性がある。特に類似群コードが完全一致する併存登録例のみを表示する仕様により、要部認定の判断がより正確になり、拒絶理由通知への対応にも有用なデータを提供できるようになるだろう。
一方で、複数の類似群コードを指定した場合の検索結果が減少する可能性があるため、ユーザーによっては従来の検索方式も併用したいというニーズが出てくる可能性がある。この課題に対しては、検索モードの切り替え機能を追加することで、ユーザーが状況に応じて最適な検索方式を選択できるようにすることが望ましいだろう。
今後は機械学習モデルの更なる改善により、より高度な類似性判断や要部認定の精度向上が期待される。特に商標の識別力や類似性の判断において、AIによる定量的な指標がより重要な役割を果たすようになるだろう。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「TM-RoBoのAI商標検索機能における併存登録例検索機能をアップデート | 株式会社IP-RoBoのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000050040.html, (参照 25-03-26). 3740
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