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公開：2024-08-22

エイム・テクノロジーズが「ぐんま未来共創トライアル補助金」に採択、遠隔就労とロボット技術を活用したサービス革新を開発実証へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• エイム・テクノロジーズが「ぐんま未来共創トライアル補助金」に採択
• 遠隔就労とロボット技術を活用したサービス革新を開発実証
• エレベータ連携AIロボットNAOMI-2を提供

エイム・テクノロジーズの「ぐんま未来共創トライアル補助金」採択

エイム・テクノロジーズ株式会社は、令和6年度「ぐんま未来共創トライアル補助金」の対象事業者として採択された。同社は株式会社竹中工務店を代表とし、株式会社電通総研、株式会社ジザイエと共同で提案を行い、7月29日付で採択が決定した。^[1]

採択されたプロジェクトは「VIRTUAL・AI」領域における「遠隔就労とロボット技術を活用したサービス革新」の開発実証である。具体的には、ヒトとロボットが共存し誰もが取り残されない社会の実現を目指し、3つの実証実験を計画している。カメラ画像データを活用した建物保守メンテナンスサービス、コミュニケーションによる遠隔就労サービス、自動販売機と連携する商品配送サービスが予定されている。

エイム・テクノロジーズは、エレベータ連携AI配送ロボット「AIMロボットNAOMI-2」の提供と施設側へのエレベータ環境構築および各種開発を担当する。本トライアル事業の詳細な内容については、令和7年3月に群馬県で開催予定の成果発表会で発表される予定だ。

「ぐんま未来共創トライアル補助金」採択プロジェクトの概要

ぐんま未来共創トライアル補助金の詳細はこちら

エレベータ連携AIロボットについて

エレベータ連携AIロボットとは、人工知能を搭載し建物内のエレベータと連携して動作するロボットのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• エレベータを自動で呼び出し、乗降が可能
• 建物内の複数階を自律的に移動できる
• AIによる最適経路選択や障害物回避が可能

エイム・テクノロジーズが提供するAIMロボットNAOMI-2は、このエレベータ連携AIロボットの一種である。同社は半日程度の工期で、メーカーや機種を問わずエレベータとロボットの連携を可能にするソリューションを開発・販売している。このような技術は、建物内での自動配送や遠隔作業支援など、様々なサービス革新に貢献することが期待されている。

ぐんま未来共創トライアル補助金に関する考察

ぐんま未来共創トライアル補助金の採択は、地域におけるイノベーション創出を促進する重要な取り組みだ。エイム・テクノロジーズのようなAIロボット技術を持つ企業と、建設大手の竹中工務店、シンクタンクの電通総研、そしてジザイエが連携することで、多角的な視点からの技術開発と実証が可能になるだろう。この産学連携モデルは、他の地域でも応用可能な先進的な取り組みとなる可能性が高い。

一方で、遠隔就労とロボット技術の導入には、プライバシーや雇用への影響など、社会的な課題も存在する。これらの課題に対しては、技術開発と並行して、倫理的・法的・社会的影響（ELSI）の観点からの検討も必要になるだろう。群馬県が主導するこのプロジェクトでは、技術開発だけでなく、社会受容性の向上や新たな規制枠組みの提案なども期待される。

今後、このプロジェクトの成果が他の地域や産業分野にも波及することで、日本全体のDX推進や労働生産性の向上につながる可能性がある。特に、少子高齢化が進む地方都市において、ロボット技術と遠隔就労を組み合わせた新しい働き方のモデルケースとなることが期待される。群馬県の取り組みが、地域発のイノベーション創出の成功例となるか、今後の展開に注目が集まるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「エイム・テクノロジーズ株式会社は令和6年度「ぐんま未来共創トライアル補助金」対象事業者に採択されました。 | エイム・テクノロジーズ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000083878.html, (参照 24-08-23).

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