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【CVE-2025-30362】WeGIAにストアドXSS脆弱性が発見、バージョン3.2.8で修正完了

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WeGIAのドキュメント機能にXSS脆弱性を発見
  • バージョン3.2.8未満の全バージョンが影響を受ける
  • バージョン3.2.8で脆弱性に対する修正を実施

WeGIA 3.2.8未満のバージョンでストアドXSS脆弱性を確認

慈善団体向けWebマネージャーWeGIAにおいて、バージョン3.2.8未満の全バージョンでストアドクロスサイトスクリプティング脆弱性が発見され、2025年3月27日に情報が公開された。この脆弱性は documentos_funcionario.php のパラメーターIDに存在しており、悪意のあるスクリプトがサーバーに永続的に保存され実行される可能性がある状態だ。[1]

この脆弱性はCVSS 4.0で6.4のミディアムスコアを記録しており、攻撃の複雑さは低く特別な権限も必要としないことが確認されている。影響を受ける範囲は広く、ユーザーの介入があれば機密性と完全性に対する影響が懸念される状態となっている。

開発元のLabRedesCefetRJは、この脆弱性に対する修正版としてバージョン3.2.8をリリースしており、影響を受ける可能性のあるユーザーに対して早急なアップデートを推奨している。アップデートを実施することで、永続的なXSS攻撃のリスクから保護されることが期待できる。

WeGIA 3.2.8未満の脆弱性詳細

項目 詳細
脆弱性ID CVE-2025-30362
影響を受けるバージョン 3.2.8未満の全バージョン
脆弱性の種類 ストアドクロスサイトスクリプティング(XSS)
CVSSスコア 6.4(ミディアム)
対象コンポーネント documentos_funcionario.phpのパラメーターID
修正バージョン 3.2.8

ストアドクロスサイトスクリプティングについて

ストアドクロスサイトスクリプティングとは、悪意のあるスクリプトがWebアプリケーションのデータベースやファイルシステムに永続的に保存される脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • サーバー側に悪意のあるスクリプトが保存され続ける
  • 影響を受けるページにアクセスする全てのユーザーが攻撃対象となる
  • 通常のXSSと比較して被害が広範囲に及ぶ可能性が高い

WeGIAの脆弱性では、documentos_funcionario.phpのパラメーターIDを介して悪意のあるスクリプトが保存可能な状態となっていた。この種の脆弱性は、ユーザーの個人情報の窃取やセッションハイジャックなど、深刻な被害をもたらす可能性があるため、早急な対応が推奨される。

WeGIAの脆弱性に関する考察

WeGIAは慈善団体向けのWebマネージャーであり、多くの非営利組織が利用している可能性が高いことから、今回の脆弱性の影響は社会的に重要な意味を持つ。特に慈善団体が扱う寄付者情報や受益者データなどの機密情報が攻撃対象となる可能性があり、情報漏洩による信頼性の低下や活動への支障が懸念される。

今後は同様の脆弱性を防ぐため、開発段階でのセキュリティテストの強化やコードレビューの徹底が求められる。特にパラメーター処理における入力値のバリデーションやエスケープ処理の実装は、優先度の高い対策として検討すべきだろう。

また、脆弱性情報の公開から修正版のリリースまでの対応の迅速さは評価できるが、今後はより包括的なセキュリティ管理体制の構築が望まれる。定期的な脆弱性診断の実施や、セキュリティアップデートの自動通知システムの導入なども、検討に値する改善策となるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-30362」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-30362, (参照 25-04-18).
  2. 1509

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