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AkamaiがNETINT VPUベースのクラウドサービスを発表、業界初のクラウドVPU提供でメディア配信の効率化を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

AkamaiがNETINT VPUベースのクラウドサービスを発表、業界初のクラウドVPU提供でメディア配信の効率化を実現

PR TIMES より


記事の要約

  • AkamaiがVPUベースの新クラウドサービスをリリース
  • NETINT VPUによる高効率なビデオトランスコーディングを実現
  • クラウドで初めてVPUを提供するプロバイダーに

AkamaiのCloud Accelerated Compute Instancesで業界初のVPU提供

Akamai Technologiesは2025年3月27日、NETINT製VPUを活用した新しいクラウドコンピューティングカテゴリー「Akamai Cloud Accelerated Compute Instances」をリリースした。NETINTのQuadra T1U VPUを採用することで、最大8Kp60の解像度でAV1やHEVCなどの業界標準フォーマットに対応し、1080p30の放送品質で32のライブストリームを同時にエンコード可能になっている。[1]

この新サービスは動画ストリーミングの需要増加に対応するため、トランスコーディングに特化したクラウドリソースを提供することを目的としている。従来はNETINT VPUハードウェアの導入には完全な購入とオンプレミス環境での運用が必要だったが、新サービスによってクラウド上での利用が可能になった。

NETINT VPUを活用することで、CPUのみのソリューションと比較して最大20倍のスループットを実現している。動的パッケージングやインターレース解除、リアルタイムの音声テキストキャプションなど、VPUでサポートされていない処理にCPUリソースを活用できるようになり、処理効率が大幅に向上した。

Akamai Cloud Accelerated Compute Instancesの機能まとめ

項目 詳細
搭載VPU NETINT Quadra T1U VPU
対応解像度 最大8Kp60
対応フォーマット AV1、HEVC、H.264(8/10ビット、HDR対応)
エンコード性能 1080p30で32ライブストリーム同時エンコード
性能比較 CPU比で最大20倍のスループット

VPUについて

VPUとは「Video Processing Unit」の略称で、動画処理に特化した専用プロセッサーのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 動画エンコード・デコードに最適化された演算処理
  • 高効率な並列処理による高速なトランスコーディング
  • 低消費電力での大規模なストリーム処理が可能

VPUはCPUと比較して動画処理に特化した設計となっているため、ストリーミングサービスでの大規模なトランスコーディング処理を効率的に実行することが可能だ。Akamaiの新サービスでは、NETINT VPUを活用することでクラウド上での高効率な動画処理を実現し、メディア企業の運用コスト削減に貢献している。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「Akamai、クラウドで初めて VPU を提供 | アカマイ・テクノロジーズ合同会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000242.000031697.html, (参照 25-04-09).
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