SharePoint OnlineがDISCOおよびWSDLページを2025年9月に削除、Microsoft Graphへの移行が必須に
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記事の要約
- SharePoint OnlineからASP.NET DISCOとWSDLページが2025年9月に削除予定
- Microsoft Graphを使用した代替手段への移行を推奨
- 削除対象は40以上のDISCOページとWSDLページ
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SharePoint OnlineのDISCOおよびWSDLページ削除計画
MicrosoftのSharePointチームは2025年4月5日、SharePoint OnlineからASP.NET DISCOおよびWSDLページを2025年9月中旬に削除することを発表した。これらのページはWebサービスのプロキシ作成に使用される旧式の技術であり、現在は非推奨となっているため、より現代的なソリューションへの移行が必要となっている。[1]
既存のユーザーに対してはMicrosoft Graphを使用した代替手段への移行を推奨しており、削除の詳細と対応手順に関する通知が既に送付されている。この移行によってWebサービスの連携方法が大きく変更されることから、開発者は早期の対応が求められる状況だ。
削除対象となるページには、spdisco.aspx、userprofilechangeservicedisco.aspxなどのDISCOページと、userprofileservicewsdl.aspx、spscrawlwsdl.aspxなどのWSDLページが含まれており、合計40以上のエンドポイントが影響を受ける。削除期限までに適切な移行作業を完了することが重要となっている。
削除対象のページ一覧
種類 | 主要な対象ページ | 用途 |
---|---|---|
DISCOページ | spdisco.aspx、userprofilechangeservicedisco.aspx | Webサービスの検出 |
WSDLページ | userprofileservicewsdl.aspx、spscrawlwsdl.aspx | Webサービスの定義 |
移行先 | Microsoft Graph API | モダンな連携機能 |
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プロキシについて
プロキシとは、クライアントとサーバー間で通信を仲介する中継サーバーのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- クライアントからの要求を代理で処理し、結果を返送
- サービス間の互換性維持や通信の最適化を実現
- セキュリティ強化やアクセス制御に活用可能
SharePoint OnlineのDISCOおよびWSDLページは、Webサービスのプロキシ作成に使用されてきた重要な技術要素だった。Microsoft Graphへの移行によって、より安全で効率的なAPI連携が可能となり、開発者はモダンな手法でサービス間の連携を実現できるようになる。
SharePoint OnlineのDISCOおよびWSDLページ削除に関する考察
DISCOおよびWSDLページの削除は、SharePointプラットフォームの近代化という観点で重要な一歩となる。Microsoft Graphを活用することで、より統一的なAPIアクセスが可能となり、開発者の生産性向上やセキュリティの強化が期待できるだろう。
一方で、既存システムへの影響も無視できない課題となっている。特に長期運用されているシステムでは、移行作業に多大な労力とコストが必要となる可能性が高く、開発者とシステム管理者の負担増加が懸念される。
今後はMicrosoft Graphの機能拡充やドキュメントの充実化が期待される。特にレガシーシステムからの移行シナリオや、既存機能の互換性維持に関するガイダンスの提供が重要となってくるだろう。
参考サイト
- ^ Microsoft Visual Studio. 「Removal of deprecated DISCO & WSDL aspx pages from SharePoint Online - Microsoft 365 Developer Blog」. https://devblogs.microsoft.com/microsoft365dev/removal-of-deprecated-disco-wsdl-aspx-pages-from-sharepoint-online/, (参照 25-04-09). 3532
- Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
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