Windows 10のスタートメニューでジャンプリストが正常動作しない問題が発生、KB5052077更新プログラムが原因と判明
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記事の要約
- Windows 10のジャンプリスト機能に不具合が発生
- 2025年2月のKB5052077更新プログラムが原因
- 4月25日のサービス変更で問題は解決済み
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Windows 10のジャンプリスト機能に発生した不具合について
米Microsoftは2025年5月2日、2025年2月の非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5052077」以降をインストールしたWindows 10デバイスにおいて、スタート画面のアプリタイルを右クリックした際に表示されるはずのジャンプリストが正常に動作しない問題があったことを「Windows release health」で公開した。Windows 10バージョン22H2のHome/Proエディションユーザーに影響が及んでいたのだ。[1]
この問題はWindows 10バージョン22H2のスタートメニューにアカウント管理エクスペリエンスを統合する機能ロールアウトによって引き起こされており、Controlled Feature Rollout(CFR)と呼ばれる仕組みを通じて2025年3月から段階的に展開されていた。一部環境で新機能の先行導入を行い、不具合の有無を確認するために実施されたことが判明している。
同社は4月25日に機能展開を一時停止し、サービス変更による問題の解決を実施している。デバイスがインターネットに接続されている状態であれば自動的に修正が適用され、次回のOS再起動後に問題が解決されるとMicrosoftは説明している。
Windows 10のジャンプリスト不具合の影響範囲まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
影響を受けた更新プログラム | KB5052077(2025年2月25日配信)以降 |
対象OS | Windows 10 バージョン22H2 |
影響を受けたエディション | Windows 10 Home/Pro |
問題発生期間 | 2025年3月~4月25日 |
解決方法 | サービス変更による自動修正(要インターネット接続) |
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ジャンプリストについて
ジャンプリストとは、Windowsにおいてアプリのアイコンを右クリックした際に表示される、最近使用したファイルや頻繁に実行するタスクにすばやくアクセスできる機能のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- タスクバーやスタートメニューからのクイックアクセスを実現
- アプリケーション固有の機能や最近使用したファイルを表示
- ユーザーの作業効率を向上させる重要なUI要素
Windows 10のスタートメニューに統合されたアカウント管理エクスペリエンス機能により、ジャンプリストの動作に影響が出たことは、日常的なPC操作の効率を低下させる重大な問題となった。Microsoftは迅速な対応によって4月25日までに問題を解決し、ユーザーの利便性を回復させている。
Windows 10のスタートメニュー機能改善に関する考察
Windows 10のスタートメニューにアカウント管理エクスペリエンスを統合する試みは、ユーザーインターフェースの進化という観点で重要な意味を持っている。しかしながら、既存機能であるジャンプリストとの互換性問題が発生したことは、新機能導入における品質管理の重要性を改めて浮き彫りにすることとなった。
Controlled Feature Rollout(CFR)による段階的な機能展開は、大規模な問題を未然に防ぐ上で有効な手段となっている。今回の事例では、問題の早期発見と迅速な対応によって影響を最小限に抑えることができたが、今後はさらなるテスト強化とユーザーフィードバックの活用が求められるだろう。
Windows 10のユーザーインターフェース改善においては、新機能の追加と既存機能の安定性のバランスが重要となる。Microsoftには、ユーザビリティの向上を目指しつつ、基本的な操作性を損なわないような慎重な開発アプローチが期待される。
参考サイト
- ^ Microsoft Learn. 「Windows 10 version 22H2 known issues and notifications | Microsoft Learn」. https://learn.microsoft.com/en-us/windows/release-health/status-windows-10-22h2#3547msgdesc, (参照 25-05-09). 4830
- Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
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