BeeX、京三製作所のゼロトラストセキュリティ実現に向けOkta導入を支援、2800台のデバイスID管理を一元化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

BeeXは2025年5月14日、京三製作所のゼロトラストセキュリティ実現に向けたIDaaSソリューション「Okta Workforce Identity」導入支援事例を公開した。この導入により、京三製作所は社内利用する複数のSaaSのID管理を一元化し、セキュリティとガバナンスを強化したのだ。

従来のオンプレミス認証基盤と部署ごとの分散管理では運用負荷やセキュリティリスクがあった。そのため、IDaaSによる認証統合とシングルサインオン（SSO）化を目指した結果、BeeXが提案したOktaの採用を決定したのだ。

BeeXは既存SaaSの棚卸しからActive Directory連携、約2,800台のデバイス展開などを支援し、導入を完了させた。これにより、異動・退職時の運用負荷軽減とセキュリティ・ガバナンス強化を実現したのである。

SSOによる従業員の利便性向上や、ゼロトラストを意識したセキュアなリモートワーク環境の整備にも繋がっている。

項目	詳細
企業名	株式会社京三製作所
支援企業	株式会社BeeX
ソリューション	Okta Workforce Identity
対象デバイス数	約2,800台
導入効果	ID管理の一元化、セキュリティ強化、運用負荷軽減、SSOによる利便性向上

IDaaSとは、Identity as a Serviceの略で、認証や認可といったID管理機能をクラウドサービスとして提供する仕組みである。企業は、オンプレミスでID管理システムを構築・運用する必要がなくなり、コスト削減やセキュリティ強化が期待できる。

Okta Workforce Identityは、多くの企業で利用されている代表的なIDaaSソリューションの一つであり、高いセキュリティと柔軟な機能を提供しているのだ。

Oktaの導入により、京三製作所はID管理の一元化、セキュリティ強化、運用負荷軽減といった大きなメリットを得ることができた。これは、クラウドネイティブへの移行を推進する同社の戦略と合致しており、今後の事業展開においても重要な役割を果たすだろう。

しかし、今後、Oktaの機能拡張やセキュリティアップデートへの対応、そしてユーザー教育など、継続的な運用管理が必要となる。また、Oktaへの依存度が高まるため、ベンダーロックインのリスクも考慮する必要があるだろう。

そのため、BeeXのような専門企業による継続的なサポート体制の構築や、多要素認証などの追加セキュリティ対策の導入が重要となる。さらに、Oktaの機能を最大限に活用するための内部体制の整備も必要不可欠だ。

^ 株式会社ＢｅｅＸ. 「ＢｅｅＸ、株式会社京三製作所のゼロトラスト実現に向けた IDaaS「Okta」導入を支援～2800台のデバイスのID管理を一元化し、セキュリティ強化と運用負荷軽減を実現～｜基幹システムのクラウド移行・構築・導入支援のBeeX」. https://www.beex-inc.com/news/20250514_kyosan, (参照 25-05-17).

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