セキュリティ

SECURITY

公開：2025-05-17

SourceCodester Advanced Web Store 1.0のSQLインジェクション脆弱性CVE-2025-4312が公開、迅速な対策が必要

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• SourceCodester Advanced Web Store 1.0にSQLインジェクション脆弱性CVE-2025-4312が発見された
• productdetail.phpファイルのprodid引数の操作が原因でSQLインジェクションが発生する
• リモートから攻撃が可能で、CVSSスコアは6.9(MEDIUM)から7.5(HIGH)と評価されている

SourceCodester Advanced Web StoreのSQLインジェクション脆弱性に関する報告

VulDBは2025年5月6日、SourceCodester Advanced Web Store 1.0における深刻なセキュリティ脆弱性CVE-2025-4312を公開した。この脆弱性は、productdetail.phpファイルのprodid引数を操作することでSQLインジェクション攻撃を可能にするものだ。

攻撃者はリモートからこの脆弱性を悪用し、データベースへの不正アクセスやデータ改ざんを行う可能性がある。そのため、SourceCodester Advanced Web Store 1.0を利用しているユーザーは、速やかに対策を行う必要があるのだ。

VulDBの報告によると、この脆弱性のCVSSスコアは複数のバージョンで異なる値を示している。具体的には、CVSS v4.0では6.9(MEDIUM)、CVSS v3.1とv3.0では7.3(HIGH)、CVSS v2.0では7.5と評価されている。これは、攻撃の難易度や影響範囲によって異なる評価がされていることを示している。

脆弱性詳細と対策

VulDB報告ページ

SQLインジェクションについて

SQLインジェクションとは、悪意のあるSQL文をアプリケーションに挿入することで、データベースを不正に操作する攻撃手法である。攻撃者は、入力フォームなどに特別な文字列を入力することで、予期せぬSQL文を実行させることができるのだ。

• データベースへの不正アクセス
• データの改ざん・削除
• システムの乗っ取り

SQLインジェクションは、Webアプリケーションのセキュリティにおいて最も深刻な脅威の一つとされており、適切な対策が不可欠だ。

CVE-2025-4312に関する考察

SourceCodester Advanced Web Store 1.0におけるSQLインジェクション脆弱性CVE-2025-4312の発見は、Webアプリケーションのセキュリティ対策の重要性を改めて示している。迅速なパッチ適用や入力値の検証など、適切な対策を行うことで、このような脆弱性を防ぐことが可能だ。

しかし、全ての脆弱性を事前に発見することは困難である。そのため、継続的なセキュリティ監査や脆弱性診断の実施が重要となる。また、開発者は安全なコーディング規約を遵守し、セキュリティに関する最新情報を常に把握しておく必要があるだろう。

今後、SourceCodester社による迅速なパッチ提供と、ユーザーによるアップデートが期待される。さらに、より高度なセキュリティ対策技術の開発や普及も必要となるだろう。

参考サイト

1. ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-4312」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-4312, (参照 25-05-17).
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