経済

ECONOMY

公開：2025-05-22

国際興業、国産初EVバス「エルガEV」を埼玉県内に導入、脱炭素化へ貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 国際興業が国産初EVバス「エルガEV」を埼玉県内に導入
• さいたま市内の路線で運行開始予定
• パワーエックス社の超急速EV充電器も併設

国際興業、国産初EVバス「エルガEV」埼玉県内導入

国際興業株式会社は2025年5月20日、国産初のBEV大型路線バス「エルガEV」1台を埼玉県さいたま市緑区のさいたま東営業所に導入したと発表した。この車両は、いすゞ自動車製で、さいたま市内の各路線で営業運行を開始する予定だ。

エルガEVは、CO2排出ゼロに加え、フルフラット化による車内事故抑制と快適性を実現した最新型車両である。環境問題への配慮と、利用者の安全・快適性の向上を両立させた点が特徴と言えるだろう。

国際興業は、政府の2050年カーボンニュートラル目標達成に向け、電動車導入など非化石エネルギー事業の活用を推進していく方針だ。

今回の導入に合わせて、パワーエックス社の蓄電池型超急速EV充電器「Hypercharger Pro」も設置された。EVバスと充電器・蓄電池の運用ノウハウを他の事業者にも共有し、公共交通の脱炭素化に貢献していくとしている。

導入概要と充電器スペック

パワーエックス社

EVバス導入の意義

国際興業によるEVバス導入は、公共交通機関における脱炭素化に向けた重要な一歩だ。CO2排出量削減による環境負荷軽減はもとより、利用者にとって快適な移動手段を提供することに繋がる。

• 環境負荷の低減
• 利用者への快適性向上
• 公共交通の活性化

今後、他の事業者へのノウハウ共有を通じて、EVバス導入が加速することが期待される。

エルガEV導入に関する考察

今回のエルガEV導入は、環境への配慮と利用者へのサービス向上という点で非常に評価できる取り組みだ。しかし、充電インフラの整備状況や、EVバスの維持管理コストといった課題も考慮する必要があるだろう。

充電インフラの不足は、運行効率の低下や、導入コストの増加に繋がる可能性がある。そのため、充電器の増設や、充電時間の短縮といった技術開発が重要となるだろう。また、バッテリーの寿命や、メンテナンス費用なども、長期的な視点で検討していく必要がある。

今後、より高性能で、低コストなEVバスの開発や、充電インフラの整備が進むことで、公共交通機関の脱炭素化はさらに加速していくと期待できる。国際興業の取り組みは、その先駆けとなるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「国際興業 国産初のEVバス「エルガEV」を導入 | 国際興業株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000094.000117233.html, (参照 25-05-22).
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