東京ドームシティがFiNANCiEでファンコミュニティトークンの二次流通を開始、DAOによる新しいファン参加型の取り組みへ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

株式会社フィナンシェは、株式会社東京ドームが運営する「東京ドームシティ・ファンコミュニティ」のトークン二次流通マーケット取引を2024年5月8日19時より開始することを発表した。支援コースの早期完売によってファンディングを前倒し終了した人気のトークンを入手できる機会となっている。^[1]

トークンを活用することで、次回のリアルイベントテーマを決める投票やグッズのデザインコンテスト、アーティストや選手を応援する企画など、ファン同士の交流や応援活動を活性化させる仕組みが実現される。コミュニティメンバーはDAOのような形でリアルとデジタルの両面から活動に参加することが可能だ。

トークン保有者には東京ドームシティ内施設の特典チケットやグッズの抽選会への参加権、オンライン・オフライン限定イベントへの抽選招待など、さまざまな特典を提供する仕組みが検討されている。ファンが受け身の応援ではなく、共に企画・成長する新しいコミュニティの形を目指すものとなっている。

DAOとはDecentralized Autonomous Organizationの略称で、分散型自律組織のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

東京ドームシティ・ファンコミュニティでは、このDAO型の運営方式を採用することで、ファンがトークンを通じて主体的に参加できる仕組みを構築している。トークン保有者がコミュニティの意思決定に関与し、施設やイベントの企画・運営に携わることが可能となっている。

コミュニティトークンの導入により、従来のファンクラブとは異なる双方向のエンゲージメントが実現される可能性が高まっている。特にグッズのデザインコンテストや次回イベントのテーマ投票など、ファンの創造性を活かした取り組みは、コミュニティの活性化に大きく貢献するだろう。

一方で、トークンの価値変動やコミュニティの持続可能性については慎重な検討が必要となる。特典の充実度や参加機会の公平性を確保しつつ、長期的な運営体制を構築することが今後の課題となるだろう。

DAOの仕組みを活用したファンコミュニティの運営は、スポーツやエンターテインメント分野における新たなビジネスモデルとなる可能性を秘めている。トークンエコノミーの発展と共に、より多様な参加形態や価値創造の手法が生まれることが期待される。

^ PR TIMES. 「「東京ドームシティ・ファンコミュニティ」本日19時よりFiNANCiEでデジタルアイテム「トークン」の二次流通マーケット取引を開始！ | 株式会社フィナンシェのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000531.000042665.html, (参照 25-05-11).

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