WordfenceがWordPressプラグインWPBookitの脆弱性CVE-2025-3811を公開、権限昇格リスク
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記事の要約
- WordPressプラグインWPBookitの脆弱性CVE-2025-3811が公開された
- バージョン1.0.2以前で権限昇格の脆弱性があり、アカウント乗っ取りが可能
- 認証なしで任意のユーザーのメールアドレス変更、パスワードリセットが可能
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WordfenceがWordPressプラグインWPBookitの脆弱性を公開
Wordfenceは2025年5月9日、WordPressプラグインWPBookitの脆弱性CVE-2025-3811を公開した。この脆弱性により、不正なアクセスが可能となるのだ。
WPBookitバージョン1.0.2以前において、認証されていない攻撃者が任意のユーザーのメールアドレスを変更できる脆弱性が存在する。これは、`edit_newdata_customer_callback()`関数がユーザーの身元を適切に検証していないことが原因である。
攻撃者はこの脆弱性を悪用し、管理者アカウントを含む任意のユーザーのメールアドレスを変更し、パスワードをリセットしてアカウントにアクセスできる。深刻なセキュリティリスクとなる。
脆弱性詳細と影響範囲
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性名 | CVE-2025-3811 |
影響を受けるプラグイン | WPBookit |
影響を受けるバージョン | 1.0.2まで |
脆弱性の種類 | 権限昇格、アカウント乗っ取り |
攻撃ベクトル | ネットワーク(AV:N) |
攻撃複雑性 | 低(AC:L) |
認証 | 不要(PR:N) |
ユーザーインターフェース | 不要(UI:N) |
スコープ | 変更(S:U) |
機密性 | 高(C:H) |
完全性 | 高(I:H) |
可用性 | 高(A:H) |
CVSSスコア | 9.8 |
CVSSバージョン | 3.1 |
CWE | CWE-639 |
開発元 | iqonicdesign |
脆弱性発見者 | Kenneth Dunn |
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CWE-639: 権限バイパス
この脆弱性はCWE-639、ユーザー制御キーによる認証バイパスに分類される。これは、アプリケーションがユーザー提供のデータに基づいてアクセス制御を行う際に、適切な検証を行わず、権限チェックをバイパスされることを意味する。
- ユーザー入力の適切な検証不足
- 認証メカニズムの欠陥
- 権限チェックの不備
この脆弱性によって、攻撃者は本来アクセスできないデータや機能にアクセスできるようになる。そのため、適切な入力検証と権限チェックの実装が重要となるのだ。
WPBookit脆弱性に関する考察
WPBookitの脆弱性修正パッチの迅速なリリースは、ユーザーにとって非常に重要だ。この脆弱性は、アカウント乗っ取りやデータ漏洩といった深刻な被害につながる可能性があるため、速やかな対応が求められる。
今後、同様の脆弱性が他のWordPressプラグインでも発見される可能性がある。そのため、定期的なプラグインのアップデートとセキュリティスキャンの実施が不可欠である。また、開発者側も、セキュリティを考慮した開発プロセスを確立する必要があるだろう。
さらに、ユーザー教育も重要だ。ユーザーは、セキュリティに関する最新情報を入手し、安全なパスワード設定やフィッシング詐欺への対策など、基本的なセキュリティ対策を理解する必要がある。継続的なセキュリティ意識の向上こそが、安全なインターネット環境を構築する鍵となる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-3811」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-3811, (参照 25-05-23). 2610
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