セキュリティ

SECURITY

公開：2025-05-23

PHPGurukul Online Course Registration 3.1のSQLインジェクション脆弱性CVE-2025-4772が公開

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• PHPGurukul Online Course Registration 3.1にSQLインジェクション脆弱性CVE-2025-4772が発見された
• admin/department.phpファイルのdepartment引数の操作が原因
• リモートから攻撃可能で、脆弱性は公開されている

PHPGurukul Online Course Registration 3.1の脆弱性情報公開

VulDBは2025年5月16日、PHPGurukul Online Course Registration 3.1における深刻な脆弱性CVE-2025-4772を公開した。この脆弱性は、admin/department.phpファイルのdepartment引数を操作することでSQLインジェクション攻撃を可能にするものだ。

攻撃はリモートから実行可能であり、脆弱性の詳細は既に公開されているため、悪用される可能性がある。そのため、PHPGurukul Online Course Registration 3.1を利用しているユーザーは、速やかにアップデートまたは対策を行う必要があるのだ。

この脆弱性は、CWE-89（SQLインジェクション）とCWE-74（インジェクション）に分類され、CVSSスコアは6.9（MEDIUM）から7.5（HIGH）と評価されている。影響を受けるのはPHPGurukul Online Course Registration 3.1バージョンである。

脆弱性詳細と対応策

VulDB

SQLインジェクション脆弱性について

SQLインジェクションとは、悪意のあるSQL文をアプリケーションに挿入することで、データベースを不正に操作する攻撃手法である。攻撃者は、入力フォームなどに特別な文字列を入力することで、データベースからデータを取得したり、データを改ざんしたり、データベース自体を破壊したりすることができるのだ。

• 不正なデータアクセス
• データ改ざん
• データベースの破壊

この脆弱性を防ぐためには、パラメータ化されたクエリを使用したり、入力値を適切にサニタイズしたりするなどの対策が必要となる。適切なセキュリティ対策を講じることで、SQLインジェクション攻撃のリスクを軽減することができる。

CVE-2025-4772に関する考察

PHPGurukul Online Course Registration 3.1におけるSQLインジェクション脆弱性CVE-2025-4772の発見は、Webアプリケーションのセキュリティの重要性を改めて示している。迅速な対応が求められる一方で、多くのシステムが古くなったコードを運用している現実がある。そのため、定期的なセキュリティ監査と脆弱性対策の徹底が不可欠だ。

今後、同様の脆弱性が他のWebアプリケーションでも発見される可能性がある。開発者は、安全なコーディング規約を遵守し、最新のセキュリティパッチを適用する必要があるだろう。また、ユーザーは、ソフトウェアのアップデートを常に最新の状態に保つことが重要である。

PHPGurukulは、この脆弱性に対する迅速なパッチ提供と、ユーザーへの情報提供を徹底すべきだ。さらに、セキュリティに関する教育プログラムの提供や、開発者コミュニティとの連携強化も重要となるだろう。

参考サイト

1. ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-4772」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-4772, (参照 25-05-23).
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