セキュリティ

SECURITY

公開：2025-05-23

itsourcecode Restaurant Management System 1.0のSQLインジェクション脆弱性CVE-2025-4865が公開、迅速な対応が必要

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• itsourcecode Restaurant Management System 1.0にSQLインジェクション脆弱性CVE-2025-4865が発見された
• /admin/member_save.phpファイルの処理に脆弱性があり、引数lastの操作でSQLインジェクションが発生する
• リモートから攻撃が可能で、CVSSスコアは6.9(MEDIUM)から7.5(HIGH)と評価されている

itsourcecode Restaurant Management System 1.0のSQLインジェクション脆弱性

VulDBは2025年5月18日、itsourcecode Restaurant Management System 1.0における深刻なセキュリティ脆弱性CVE-2025-4865を公開した。この脆弱性は、システムの/admin/member_save.phpファイルにおけるSQLインジェクションに関連しているのだ。

具体的には、引数lastの操作によってSQLインジェクション攻撃が可能となる。この攻撃はリモートから実行できるため、悪意のある第三者によるデータ改ざん、情報漏洩などのリスクが高いと言えるだろう。脆弱性の影響を受ける範囲は現時点では不明だが、早急な対策が必要である。

この脆弱性に関する情報は、VulDBのウェブサイトで公開されている。開発元であるitsourcecode社は、この脆弱性に対処するためのパッチをリリースする予定だ。ユーザーは、速やかにシステムのアップデートを行うべきである。

脆弱性詳細と対応策

VulDB

SQLインジェクションについて

SQLインジェクションとは、悪意のあるSQL文をアプリケーションに挿入することで、データベースを不正に操作する攻撃手法である。攻撃者は、入力フォームなどに特別な文字列を入力することで、予期せぬSQL文を実行させることができるのだ。

• データベースへの不正アクセス
• データの改ざん・削除
• 機密情報の漏洩

SQLインジェクションを防ぐためには、パラメータ化されたクエリを使用したり、入力値のバリデーションを徹底するなどの対策が必要となる。適切なセキュリティ対策を講じることで、このような攻撃からシステムを保護することができる。

CVE-2025-4865に関する考察

itsourcecode Restaurant Management System 1.0におけるSQLインジェクション脆弱性CVE-2025-4865の発見は、システムのセキュリティ対策の重要性を改めて示している。迅速なパッチ適用は、被害拡大を防ぐ上で不可欠だ。しかし、パッチ適用だけでは不十分な場合もあるだろう。

今後、同様の脆弱性が他のバージョンやシステムにも存在する可能性がある。定期的なセキュリティ監査や脆弱性診断の実施、そして開発プロセスにおけるセキュリティの強化が求められる。開発元itsourcecode社には、継続的なセキュリティアップデートと、ユーザーへの情報提供を徹底してほしい。

さらに、ユーザー側もセキュリティ意識を高め、定期的なシステムアップデートやセキュリティ対策ソフトの導入などを怠らないようにする必要がある。情報セキュリティに関する教育や啓発活動も重要となるだろう。

参考サイト

1. ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-4865」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-4865, (参照 25-05-23).
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