Airwallexが3億ドル調達、グローバル金融プラットフォーム拡大へ

text: XEXEQ編集部
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PR TIMES より

記事の要約

Airwallexは2025年5月22日、62億ドルの評価額で3億ドルのシリーズF資金調達ラウンドを完了したと発表した。このラウンドには、Visa Ventures、Salesforce Venturesなどの著名な投資家が参加している。

調達資金は、グローバルインフラの新たな市場への拡大、および世界中どこでも、いつでもビジネスを可能にするソフトウェアのさらなる進化と展開を加速させるために使用される予定だ。Airwallexは、この資金調達により総調達額が12億ドルを超えた。

Airwallexは、現代ビジネス向けの決済・金融グローバルプラットフォームを提供するリーディングカンパニーである。2025年3月には年間収益7.2億ドルを達成し、前年比90％の成長を達成している。

アメリカ大陸および欧州地域では過去4年間で売上総利益が年平均成長率250％を超える急成長を遂げている。2024年には米国本社をサンフランシスコに設置し、ニューヨークとトロントにも新オフィスを開設した。

項目	詳細
企業名	Airwallex
事業内容	グローバル金融プラットフォーム提供
調達額	3億ドル（シリーズF）
評価額	62億ドル
総調達額	12億ドル超
主要投資家	Visa Ventures、Salesforce Ventures、Square Peg、DST Global、Lone Pine Capital、Blackbird、Airtree、複数の豪州の主要年金基金
年間収益（見込み）	10億ドル（2025年）
年間収益（実績）	7.2億ドル（2025年3月）
年間決済取扱高	1,300億ドル超
顧客数	15万社超

Airwallexは、テクノロジー主導のグローバル金融インフラを構築している。現地の決済システムやカードネットワークへの直接統合を含む独自のネットワークを通じて、顧客は60カ国以上で即座に現地口座番号を生成でき、150カ国以上で資金を迅速かつ効率的に送受信できる。

Airwallexの取引の95%は数時間以内または当日中に到着し、うち68%は即時処理される点が特徴だ。

Airwallexの今回の資金調達は、グローバル金融プラットフォームとしての地位をさらに強固にする上で大きな一歩となるだろう。しかし、グローバル展開に伴う規制対応や、競合他社との競争激化といった課題も存在する。

これらの課題への対応として、各国の規制に精通した人材の確保や、独自の技術開発による競争優位性の維持が重要となる。さらに、中小企業へのサービス提供拡大や、プラットフォームの機能強化も必要となるだろう。

今後、Airwallexがどのようにこれらの課題を克服し、更なる成長を遂げていくのか、注目が集まる。新たな市場への進出や、既存サービスの機能拡充にも期待したい。

^ PR TIMES. 「Airwallex、評価額62億ドルで3億ドルを調達、グローバル・バンキングの革新を加速 | Airwallex Japan株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000162027.html, (参照 25-05-23).

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