経済

ECONOMY

公開：2025-05-29

三菱UFJ銀行、eClearの電力決済ソリューションに大型ファイナンススキームを組成、電力市場活性化へ貢献

text: XEXEQ編集部

（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

三菱UFJ銀行、eClearの電力決済ソリューションに大型ファイナンススキームを組成

三菱UFJ銀行は2025年5月28日、卸電力取引におけるカウンターパーティリスク低減サービスを提供するeClearと大型のファイナンススキームを組成したと発表した。このスキームは、電力現物先渡市場と先物市場の流動性向上に貢献することを目的とし、三菱UFJ銀行がeClearの決済ソリューション提供業務を金融機関として支援するものである。

現在の電力市場は、電力事業者以外の参加者が限られているため取引の秘匿性が低く、価格形成が難しいという課題を抱えている。また、先物市場では多額の証拠金が参加者の負担となっているため、現物・先物市場ともに取引の流動性向上に課題が残っているのだ。三菱UFJ銀行は、eClearへのファイナンスを通じてこれらの課題解決に貢献し、電力市場全体の活性化を目指す。

eClearは、日本最大の電力ヘッジ卸取引マーケットプレイスを運営するenechainの子会社であり、三菱UFJ銀行は49%出資する持分法適用会社である。三菱UFJ銀行はスタートアップ支援を通じて産業育成、イノベーション支援に貢献すると共に、電力市場の発展と電力供給の安定化に貢献していくとしている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「【三菱UFJ銀行】電力供給の安定化をめざすeClearの決済ソリューション実現に大型ファイナンススキームを組成 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000114.000079050.html, (参照 25-05-29).
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