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公開：2024-08-28

NOWALL社長が日経SDGsフォーラムに登壇、畜産業のカーボンニュートラル戦略を紹介

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• NOWALL社長が日経SDGsフォーラムに登壇
• カーボンニュートラル実現に向けた取り組みを紹介
• 畜産業の温室効果ガス削減技術を開発

NOWALL社長、日経SDGsフォーラムシンポジウムで登壇予定

NOWALL株式会社は、2024年9月10日に開催される日経SDGsフォーラムシンポジウムにおいて、代表取締役社長の羽根岡泰嗣が登壇することを発表した。このシンポジウムでは、NOWALLの「地球と社会を繋ぎ、未来を創る。」というミッションに基づき、世界の環境問題に対する革新的なソリューションを提供する取り組みが紹介される予定だ。^[1]

羽根岡社長は、特別トークセッションにおいて、フードリボン株式会社の宇田悦子社長、慶應義塾大学大学院の蟹江憲史教授とともに登壇する。このセッションでは、温室効果ガスの削減やGHGクレジットチェーンの開発、さらにはカーボンニュートラルの実現に向けたNOWALLの取り組みとその可能性について議論が行われる予定だ。

NOWALLは、持続可能な社会の実現のため、多様なソリューションを提供してきた。特に畜産業が環境に与える影響を改善し、持続可能な新しい畜産業界を目指す取り組みに注力している。代表の羽根岡は、6月29日に開催された「CEO オーディション - NEXT ユニコーン - 」チャレンジステージにも出場し、この取り組みについてプレゼンを行い、高い評価を得ている。

日経SDGsフォーラムシンポジウムの開催概要

シンポジウムの詳細はこちら

GHGクレジットチェーンについて

GHGクレジットチェーンとは、温室効果ガス（GHG）排出削減量を定量化し、取引可能な形にしたクレジットの流通システムのことを指している。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 温室効果ガス排出削減量を数値化し、取引可能なクレジットとして管理
• 企業間でクレジットの売買が可能となり、効率的な排出削減を促進
• ブロックチェーン技術を活用し、取引の透明性と信頼性を確保

NOWALLは、このGHGクレジットチェーンの開発を通じて、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを進めている。特に畜産業界における温室効果ガス削減に焦点を当て、牛のゲップ由来のメタン削減に寄与するカギケノリの養殖・開発など、具体的なソリューションを提供している。

NOWALLのカーボンニュートラル戦略に関する考察

NOWALLの取り組みは、畜産業界という特定のセクターに焦点を当てつつ、より広範な環境問題の解決を目指している点が優れている。特に、カギケノリの養殖・開発による牛のメタン排出削減は、革新的なアプローチとして評価できる。一方で、このような新技術の導入には、畜産業者の理解と協力が不可欠であり、普及には時間がかかる可能性がある。

GHGクレジットチェーンの開発は、企業間での排出権取引を促進し、効率的な温室効果ガス削減につながる可能性がある。しかし、クレジットの価格設定や取引の公平性を確保することが課題となるだろう。これらの課題に対しては、政府や国際機関との連携を強化し、適切な規制枠組みの構築を支援することが解決策となり得る。

今後、NOWALLには畜産業以外のセクターへの展開や、他の環境テクノロジー企業とのコラボレーションを期待したい。また、消費者向けの啓発活動を強化し、環境に配慮した畜産物の価値を広く認知させることで、市場全体の変革を促すことができるだろう。カーボンニュートラル実現に向けた総合的なアプローチが、NOWALLの成長と環境問題解決の鍵を握っている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「NOWALL株式会社 羽根岡社長、日経SDGsフォーラムシンポジウムで登壇　～「地球と社会を繋ぎ、未来を創る。」ため、エネルギー課題解決に向けたソリューションを提供～ | NOWALL株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000147127.html, (参照 24-08-28).

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