日立造船がカナデビアに社名変更し環境事業を強化、下水汚泥処理技術とカーボンニュートラル戦略を展開

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

日立造船が社名をカナデビアに変更し環境事業を強化
下水汚泥の資源・エネルギー活用に関するセミナーを開催
カーボンニュートラル実現に向けた長期戦略を解説

日立造船の社名変更とカーボンニュートラルへの取り組み

日本計画研究所は、カナデビア株式会社の環境事業本部水処理設計部の田島潤一氏を招聘し、下水汚泥の資源・エネルギー活用に関するセミナーを2024年10月23日に公開した。造船事業から環境事業へと事業形態を変革し、都市ごみ焼却発電事業で世界No.1の存在感を示すまでに成長を遂げた日立造船は、新たにカナデビアとして環境分野での事業拡大を目指している。^[1]

カナデビアは下水汚泥のポテンシャルを最大限に活用した処理事業による事業領域の拡大を推進している。ストーカ式下水汚泥焼却発電システムやEx-situ型バイオメタネーション、下水汚泥ガス化による水素製造プロセスなど、先進的な技術開発によって環境負荷の低減と資源の有効活用を実現しようとしている。

2050年のカーボンニュートラル社会の実現に向けた具体的な取り組みとして、EXPO2025大阪・関西万博での技術展示も予定されている。下水汚泥処理における環境負荷低減技術の開発と実装を通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速させようとしている。

セミナーの概要

セミナー名	日立造船[新社名カナデビア（株）]における下水汚泥の資源・エネルギー活用の取り組みと今後の展開
日程	2024/11/18(月) 13:30~15:30
会場	-
会場住所	-
概要	造船事業から環境事業へと転換し、都市ごみ焼却発電事業で世界No.1となった日立造船の環境分野における下水汚泥処理事業の展開と、2050年カーボンニュートラル社会実現に向けた長期戦略について解説する。
主催	株式会社日本計画研究所
備考	アーカイブ配信あり受講料：33,910円（税込）、2名以降28,910円

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バイオメタネーションについて

バイオメタネーションとは、有機物をメタン発酵させてバイオガスを生成する技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

有機廃棄物から再生可能エネルギーを生成
温室効果ガスの削減に貢献
循環型社会の構築に寄与

カナデビアが開発を進めているEx-situ型バイオメタネーションは、下水汚泥から効率的にメタンガスを生成する革新的な技術として注目されている。従来の下水処理プロセスと比較して、エネルギー回収効率が高く、温室効果ガス削減にも大きく貢献することが期待されている。

参考サイト

^ PR TIMES. 「【JPIセミナー】日立造船[新社名カナデビア（株）]「下水汚泥の資源・エネルギー活用の取り組みと今後の展開」11月18日(月)開催 | 株式会社日本計画研究所のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001118.000042328.html, (参照 24-10-25).

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