サステナブル・ラボとアジア開発銀行がESG情報開示の共同研究を実施、日本企業のESG開示が10年で大幅に増加

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

サステナブル・ラボがADBと共同研究を実施
ESG情報開示の動向分析を実施し結果を公開
2013年から2023年の間でESG開示が増加

サステナブル・ラボとADBによるESG情報開示の共同研究

サステナブル・ラボ株式会社は、アジア開発銀行と共同でXBRL開示における環境・社会・ガバナンスの重要性とその業績予測に関する共同研究を2024年11月1日に公開した。日本における3,800社を超える上場企業の有価証券報告書をテキストデータとして分析し、ESG情報開示のダイナミクスを明らかにすることを目的としている。^[1]

研究結果から、日本企業のサステナビリティ関連の情報開示が2013年以降大幅に増加していることが判明した。特に環境に関する情報開示が増加傾向にあり、企業のESG開示に対する積極的な取り組みが浮き彫りとなっている。

開示されたマテリアリティと企業の財務およびESGパフォーマンス間の関係性については限定的であることも判明した。XBRLデータの活用により、ESG情報開示のトレンドを理解し、企業パフォーマンスとの関連性を探るための有効な手段となることが確認されている。

ESG情報開示の研究結果まとめ

項目	詳細
研究対象期間	2013年から2023年
分析対象企業数	3,800社以上の上場企業
分析対象データ	有価証券報告書（XBRL形式）のテキストデータ
主な発見事項	環境関連の情報開示が増加傾向
開示傾向	E・S・Gが統合された形での開示が増加
パフォーマンス関連	財務・ESGパフォーマンスとの関係性は限定的

研究レポートの詳細はこちら

XBRLについて

XBRLとは、財務報告用の拡張可能なビジネス報告言語のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

財務情報を電子的に処理・分析可能な形式で表現
国際的に標準化された企業情報の開示形式
異なるシステム間でのデータ交換を容易に実現

XBRLは企業のESG情報開示において重要なツールとなっており、データの標準化と分析の効率化に貢献している。サステナブル・ラボとアジア開発銀行の共同研究では、XBRLデータを活用することでESG情報開示のトレンドを効果的に分析し、企業のサステナビリティへの取り組みを定量的に評価することが可能となっている。

参考サイト

^ PR TIMES. 「サステナブル・ラボ、アジア開発銀行とESGに関する共同研究を実施し「ADB Economics Working Paper」を発表 | サステナブル・ラボ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000085.000052578.html, (参照 24-11-02).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。